Google は 2026 年 5 月 20 日(現地時間)、Google I/O 2026 のデベロッパーセッションにおいて、Wear OS 7 で導入される新しいウィジェットシステム「Wear Widgets」の詳細を公開しました。
先日の発表時点で未確認だった Samsung Galaxy Watch の Multi-Info Tiles への対応が正式に確認され、バッテリー持続を改善する技術的な仕組みや、先行対応アプリも明らかになっています。
Wear OS タイルは「Wear Widgets」に正式改称
Google は今回のセッションで、従来の Wear OS タイルが「Wear Widgets」に正式改称されることを改めて確認しました。
先日お伝えしたように、Wear Widgets は 2×1 と 2×2 の 2 サイズで構成されており、Android スマートフォン向けウィジェットと共通のレイアウト仕様に統一されています。
今回のセッションでは、Android デバイス全体でウィジェットを共通化し、開発者がスマートフォンとスマートウォッチの両方に向けて、ウィジェットを効率よく開発できる環境を整えることが目的であることも改めて示されました。
Galaxy Watch でもサードパーティ製ウィジェットが利用可能に
Wear Widgets は、Samsung Galaxy Watch が搭載する「Multi-Info Tiles」(ウォッチフェイス横に情報カードを並べるタイルスタック機能)に統合できるようになることも明らかにされました。


これまで 「Multi-Info Tiles」は Samsung 製ウィジェットのみ対応していましたが、Wear OS 7 以降はサードパーティ製の Wear Widgets も同じ枠に追加できます。
Pixel Watch シリーズでは、横スクロール型のカルーセルで従来の全画面タイルと同様の表示になります。
先行対応アプリは Spotify、WhatsApp、Peloton、Todoist
Google はデベロッパーセッションで、Wear Widgets に早期対応する 4 つのアプリを公表しました。
- Spotify : 音楽再生のコントロール
- WhatsApp : メッセージの確認・返信
- Peloton : ワークアウトのトラッキング
- Todoist : タスクの確認と管理


Wear OS 7 のリリース時点でこれらのウィジェットが利用可能になる予定で、アプリを開かずにウォッチ上で直接操作できるようになります。
Remote Compose がバッテリー持続の改善を支える仕組み
Wear Widgets には新しい UI フレームワーク「Remote Compose」が導入されており、Wear Widgets は Jetpack Glance と Remote Compose を組み合わせて動作します。
従来のタイルはウィジェットの描画や操作のたびにバックグラウンドでアプリを起動する仕組みでしたが、Remote Compose ではアプリを常に起動させることなく、アニメーションやインタラクションを処理できるよう設計されています。
この仕組みが、Wear OS 7 で公表されているバッテリー持続時間の 10% 改善につながっています。
Wear OS 7 の安定版は 2026 年内のリリースが予定されており、現在は開発者向けの Canary エミュレーターが公開されています。
また、現時点ではどのデバイスが Wear OS 7 にアップデートの対象になるかは明らかにされていません。








