Google は 2026 年 4 月 17 日、YouTube モバイルアプリにおいて、特定の再生位置を指定して動画を共有できる「タイムスタンプで共有」機能の展開を開始したことを発表しました。
同時に、これまで一般ユーザー向けに提供されていた「クリップ」機能を廃止し、クリエイター向けの機能へ変更しています。
筆者の Pixel 10 Pro でタイムスタンプで共有する機能の展開を確認しています。
モバイルアプリでタイムスタンプ指定の共有が可能に
これまではデスクトップ版でのみ利用できた、特定の時間から再生を開始するリンクの生成機能が、モバイルアプリでも標準機能として組み込まれました。
最新の Android 版 YouTube アプリで確認したところ、動画の再生画面下部にある共有ボタンをタップすると、共有メニュー内に現在位置を示す時間のトグルスイッチが表示されます。

このスイッチをオンに切り替えることで、指定した開始位置の情報が含まれたリンクをコピーしたり、他のアプリへ直接送信したりできます。
以前はモバイルアプリから特定の時間を指定して共有する場合、コピーした URL の末尾に「?t=150」のように手動でパラメーターを追記する必要がありましたが、今回のアップデートにより、アプリ内の操作だけで簡単に時間指定したリンクを作成できるようになりました。
一般ユーザー向けのクリップ機能は終了
タイムスタンプ共有機能のモバイル対応に伴い、動画の特定部分を切り抜いて共有する「クリップ」機能が一般ユーザー向けには廃止されました。
クリップ機能は、最大 60 秒間の動画範囲を指定し、独自の説明を加えて新しいリンクとして共有できる機能でした。すでに作成済みのクリップは引き続き視聴可能ですが、新規の作成や終了時間の指定、カスタム説明の追加は利用できなくなります。
特定のシーンを切り抜いて保存や共有を行っていたユーザーにとっては、影響の大きい仕様変更となっています。
一方で、動画を投稿する場合は引き続き YouTube Studio 経由でクリップ機能を利用できます。Google は 2026 年内にクリエイター向けツールの強化を進めており、今年後半には動画クリップをショート動画に導入し、切り抜きやすい場面を自動提案する機能などを追加する予定としています。
まとめ
モバイル版 YouTube アプリへのタイムスタンプ共有機能の導入により、手動で URL を編集する手間が省け、特定の再生位置を共有しやすくなりました。
その反面、一般ユーザー向けのクリップ機能が終了したため、今後はタイムスタンプを指定した共有が、特定の場面をほかのユーザーに伝える主な手段となります。
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