Google はデスクトップ版 Chrome ブラウザで「タブの分割表示(分割ビュー)」機能を誤って有効にしてしまう問題について、今後いくつかの修正を加えて使い勝手を改善することを明らかにしました。
今年の初めにリリースされた Chrome 145 でタブの分割表示機能が導入されてから、1 つのウィンドウで 2 つのタブを並べて表示できるようになりましたが、意図せずタブの分割表示が起動してしまうことが多くのユーザーから報告されており、Google もこの問題を認識して修正に向けた対応を進めています。
誤操作を招きやすかったタブ分割の仕様
現在、Chrome でタブの分割表示を有効にするには、タブの右クリック、リンクの右クリック、またはタブをウィンドウの端に移動するといった操作を行います。
このうち右クリックのコンテキストメニューでは、機能の導入当初からタブの分割ビューの項目が上から 2 番目に配置されていました。そのため、これまで「新しいウィンドウで開く」や「タブグループに追加」といった操作を無意識に行っていたユーザーが、誤ってタブの分割ビューをクリックしてしまうという問題が多発していました。


また、タブを移動させる際にも、意図せずタブの分割表示がトリガーされるケースが多く報告されています。
メニューの配置変更と感度の調整が実施へ
今回 PiunikaWeb が発見した IssueTracker のバグ報告での Chrome チームの回答によると、誤操作による不満を解消するために、主に 2 つの調整が行われる予定です。
分割ビューオプションの位置変更
1 つ目は、右クリックメニューにおけるタブの分割ビューのオプションを「新しいウィンドウで開く」の下に移動することです。これにより、これまでの操作感に近い形でメニューを選べるようになり、誤クリックが大幅に減ることが期待できます。
タブドロップ時の動作変更
2 つ目は、タブをウィンドウの端に移動した際にタブ分割表示がトリガーされる、ドラッグ&ドロップの感度(閾値)を調整することです。
なお、一部のユーザーからはタブの分割表示機能そのものを完全に無効化するスイッチの追加も要望されていましたが、Google は「現時点では全体を無効化するスイッチを導入する予定はない」と回答しています。
まとめ
現時点で機能を完全に無効化するスイッチの導入は予定されていませんが、今回の修正により Chrome のタブ分割表示(分割ビュー)機能における誤作動の問題が大きく軽減される見込みです。
コンテキストメニュー内のオプション配置が見直され、ドラッグ操作の感度が調整されることで、無意識の誤クリックや意図しない動作が減少し、ブラウザの使い勝手が改善されることが期待されます。
なお、「タブの分割ビュー」は Chromebook でもすでに利用できるため、こちらも今後のアップデートで修正されると考えられます。


