Google は 2026 年 2 月 7 日頃から、ChromeOS 144 安定版を実行する Chromebook などの ChromeOS / ChromeOS Flex デバイス向けに、1 回目のマイナーアップデートを展開しました。
このアップデートにより、サポートされるデバイスは Chrome ブラウザのバージョンが 144.0.7559.108 から 144.0.7559.167 へ、プラットフォームバージョンは 16503.60.0 から 16503.69.0 へと更新されます。
記事執筆時点では、このアップデートに関するリリースノートや告知は公開されていませんが、筆者の所有する多数の Chromebook / Chromebox で更新を確認しています。
なお、サーバーのアップデート情報を確認したところ、「Corsola」をベースとした主に教育向けの Chromebook の一部が遅れているようでした。
アップデートの内容と既知の問題について
ChromeOS のマイナーアップデートは新機能の追加などはなく、週次のセキュリティ修正や安定性の改善が中心となる傾向にあります。しかし、現状ではリリースノートが公開されていないため、具体的な修正内容については不明です。
一方で、既知の問題として ChromeOS 144 へのメジャーアップデート以後に、次のような問題が報告されています。影響の範囲は分かりませんが、念の為に確認しておくことを推奨します。
- ChromeOS 143.0.7499.203 から 144.0.7559.108 までの間で、クラッシュ報告が増加: 100 万クライアントあたりのクラッシュ数(CCPM)が少なくとも 92.9 増加したことが確認されました。この問題は Chrome_ChromeOS において重大度が低いと判断されていましたが、今後変更される可能性があります (Issue #481426724)。
- ChromeOS 144.0.7559.108 でファームウェアのアップデートが失敗する: ファームウェアを更新するための最後の手順が失敗し、「ファームウェア イメージのインストール」画面で停止する (Issue #482108256)。
- ツールチップがマイクとカメラの実際の許可状態と同期しなくなることがある: 例えば、Google Meet にアクセスし、マイクの権限を拒否した上でカメラの権限は保持すると、実際にはアクセスしていないにもかかわらず、ツールチップに「このサイトはマイクにアクセスしています」と表示されます(Issue #479862353)。
- 画面に白いバーが表示される: 奇妙な白いバーが表示されます。ウィンドウに重なって表示され、クリックや Esc キーの押下などでは消えませんが、新しいタブなどに移動すると消える (Issue #481868123)。
- PiP が前回の位置を記憶しなくなり、常に右下で開くようになる: 新しいタブ/ウィンドウから PiP を有効にすると、PiP 画面はデフォルトの位置(現在のモニターの右下)で開きます。前回 PiP を使用していたタブで開くと、前回の位置を保持したまま開くことができます (Issue #482337695)
現状では、上記の問題が今回のバージョンで解消されているかは言及されていません。しかし、いずれも未確認の問題であり、どの程度の範囲に影響を与えているかも不明ですが、引き続き発生する可能性のある不具合となります。
もしアップデート後に一般的なトラブルシューティングでも解決できない問題が発生した場合は、以下の手順で Google にフィードバックを送信できます。
- [設定] > [ChromeOS について] > [フィードバックを送信] または
Alt + Shift + I
まとめ
ChromeOS 144 の 1 回目のアップデートに関する詳細は不明ですが、おそらく定例の安定性およびセキュリティ修正を含むマイナーアップデートと見られます。
クラッシュ報告が増えているという点は気になりますが、現状では致命的な問題は報告されておらず、アップデートをしても問題はないと思います。
とはいえ、できる限りリスクを避けたいという場合には、一度様子見をすることをおすすめします。


