Googleは、タブレットデバイスの開発中止に続き、Chromebook(Chrome OS)で使用されるCPUのうち、Intelが今後リリースするIce LakeやCannon LakeプロセッサをChrome OSではサポートしない方針であることが、Chromium Grritのコード上から発見されました。
上記のコミットによると、”ICLは求めていない”というようなメッセージが書かれています。
Ice Lakeが搭載される可能性のあるChromebookについては、当ブログでも紹介した「Hatch」と呼ばれるモデルを中心として、いくつかのモデルについて情報が出ていましたし。
しかし、その「Hatch」をベースとする別のモデルなどは、Ice Lakeをパスしてさらに次世代のComet Lakeを搭載するだのと言う話になってきているくらいなので、今回の話はあり得るだろうなという感じです。
更に言うと、2020年の第2四半期に登場予定のIce Lakeの後継、Tiger Lakeプロセッサのサポートを開始したというコミットもあります。
こうなってくると、しばらくの間は最新のCPUを採用したハイスペックモデルは出てこないという可能性が高まってしまいますね。
もちろん、現行のハイスペックモデルに採用されているような、Intelの第8世代Coreシリーズを搭載するChromebookは引き続き登場すると思います。
そしてもうひとつの可能性としては、今年に入って動きが活発になったAMDのCPU(APU)を搭載するChromebookが増えてくるんじゃないかということ。
加えて言えば、Ryzenチップセットを採用するモデルの登場もあるかもしれません。
もちろん現時点ではその情報はないのですが、いまのGoogleの動きを見ているとちょっと期待しちゃいます。
とりあえず、「Pixelbook 2」をはじめとする今年後半にリリースが期待されるChromebookのCPUは何が来るかわからないというのが、現時点で言えることだと思います。
そうなると、やっぱりIntelだけでなくAMD搭載機種が増えてくるのかも…。
今後の展開が楽しみですね。
参考Google is ‘not pursuing’ Intel’s Ice Lake processors for Chrome OS