この記事では、CIO から発売された巻取り式 USB-C ケーブルを内蔵した 45W 充電器の「CIO NovaPort DUO II 45W2C Built in CORD REEL」の実機レビューをお届けします。
この充電器は、今年 5 月に Makuake で応援購入を実施した後、11 月に一般販売(価格は 4,780 円)を開始しています。
筆者は一般販売を開始した段階で購入しており、これまでに 2 週間ほど使っての印象をまとめていきます。
実際の使用感
「NovaPort DUOII 45W2C Built in CORD REEL」の本体サイズは 52 × 56 × 31 mm で、巻取り式 USB-C ケーブルを内蔵しているため、同じ CIO の 45W USB-C 2 ポート充電器に比べてやや大きく、重さも約 125g とやや重たいです。

しかし、最大 65cm のケーブルが本体に収納されているため、持ち運び時の荷物をシンプルに保てる点はメリットです。

この 65cm のケーブルは、例えばスタバのカウンター席やコメダのように、机とコンセントの位置が近い場所では重宝します。新幹線などもアームレストに電源があるタイプならちょうど良い長さです。
また、最大 45W 給電に対応しているため、Google Pixel などのスマートフォンやタブレットだけでなく、Chromebook などのノート PC も充電することができます。
さらに USB-C ポートも 1 つ搭載されており、65cm では届かないときには別のケーブルを使用することもできます。2 台を同時に充電することも可能ですが、45W 分を振り分けられてしまうため、最速にはならないことに注意してください。

取り出しは便利だけど、収納に一手間
ケーブルを取り出すときには、充電器本体のボタンを押すとプラグ部分が飛び出してくるので、これをつまんで引っ張ります。当然、強く引きすぎないようにしてください。

ケーブルを全部引き出す必要はなく、途中で止まる位置があるため、適宜かつ余裕のある長さで止めることができます。一方で、収納するためには止まる位置からさらに数センチ引き出そうとすると、ケーブルが巻き取られるようになります。
つい本体のボタンを押したくなってしまいますが、このボタンはあくまでも取り出し時にシャッターを開けるだけなので、間違えないようにしてください。
ケーブルが巻き取られたあとは、飛び出しているプラグ部分を指で中に押してあげると、カチッという音とともに中に収納できます。そのあと、手動で蓋を閉じます。
わりとしっかり押す必要があり、この一手間が少し面倒に感じますが、慣れてしまえばそこまで気にはなりません。
荷物を少しでも減らしたい人には便利
最大 45W 充電に対応していることで、スマートフォンや Chromebook などを単体で充電することが目的であれば追加のケーブルが不要になる点はメリットです。ただ、65cm と短いケーブルのため、使用場所によっては別の長めのケーブルを用意しておくほうが安心です。
2 台充電するとなると電力がやや不安になりますが、それでもケーブルを 2 本別々に持ち歩く必要がなくなり、1 本で済むようになるため、荷物も減って便利になります。実際に日帰りの出張などでは重宝しました。
そのため、荷物を少しでも減らしたい人にはおすすめです。
耐久性は未知数
一方で、本体に内蔵されているリールやボタンで開く機構の耐久性については未知数です。
まだ 2 週間ほどしか使っておらず、また毎日使うほど酷使させたわけではないため、常に使うような状況の場合は故障の不安は残されています。
とはいえ、この手のリール式にはリスクがつきものなので、その点を理解して購入を検討したほうが良さそうです。
まとめ
CIO NovaPort DUO II 45W2C Built in CORD REEL は、充電器と 65cm ケーブルを一体化した実用性の高い 45W 充電器です。
スマートフォンや Chromebook などのデバイスを単体で充電でき、荷物をシンプルにしたいユーザーに最適です。特にカフェや新幹線など、コンセントが近い場所で使うことが多いユーザーは、ぜひ検討してみてください。


