Android 17 のコードネーム「Cinnamon Bun」が Canary ビルドから確認。以前の情報を裏付ける

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Google が開発中の次期メジャーアップデート Android 17 の内部コードネームが「Cinnamon Bun」であることが、最新の Android Canary ビルドから正式に確認されました。

今年 8 月に内部情報として報じられていましたが、今回一般公開されているコード上でも確認され、社内でこの名称が正式に用いられている可能性が高いことが示されました。

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Android Canary に “CINNAMON_BUN” が追加

最新の Android Canary 2511 を解析した Android Authority の Mishaal Rahman 氏によって、android.os.Build に “CINNAMON_BUN” という項目が追加されていることが明らかになりました。

Google が内部的に利用するコードネームが、初めて公のビルドで確認されたことになります。

この項目には、開発中を示す一時的な API レベルとして “10000” が割り当てられています。Android は最終的に API レベルを連番で更新する仕組みで、Android 17 は後に正式な番号として「37」が割り当てられる予定です。

8 月の報告内容がコードで確認される

今年 8 月にも、Android Authority の内部情報に基づき、Android 17 のコードネームが Cinnamon Bun になるという情報がありました。

当時は非公開の情報源に基づくもので確定ではありませんでしたが、今回 Canary ビルド上でも確認されたことで、当時の内容が正式に裏付けられました。

ちなみに、Android のコードネームはデザートの名前を使用しており、長年アルファベット順でしたが、Android 16 の「Baklava」から順序がリセットされました。

これは Google が開発モデルを「Trunk Stable」に移行したことにより、年度ごとにビルド ID のプレフィックスが “A(2024)> B(2025)> C(2026)” と進むためです。Android 17 は 2026 年版にあたるため、“C” 始まりの Cinnamon Bun が採用されています。

まとめ

Android 17 の内部コードネーム「Cinnamon Bun」は 8 月時点で明らかになっていましたが、今回の Android Canary ビルドによってコード上でも正式に確認されました。

Android 17 では、アプリの自動化機能登録済みストア (Registered App Stores)の導入、ゲームコントローラー操作に関する改善、「Contacts Picker」といった新しい権限の追加などに取り組まれています。

出典: Android Authority

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著者情報

HelenTech を運営している 尾村 真英 です。これまでに 50 台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動し、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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