Google ドライブの AI データ分類が Gemini モデル対応に。クローズドベータを開始

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Google ドライブのホーム画面をぼかした背景の上にある Google ドライブのアイコン

Google は、Google ドライブの AI データ分類機能に Gemini モデルを導入し、クローズドベータとして提供を開始しました。

この機能は 2025 年 7 月に発表された「AI 分類」の進化版で、これまでの手動モデル訓練を不要にし、Gemini がプロンプトに基づいて自動的に分類ラベルを適用できるようになります。

目次

Gemini モデルで分類精度と運用効率を向上

従来の AI 分類機能では、管理者が学習用のファイルを指定して AI モデルを訓練する必要がありました。

今回のアップデートでは、管理者が分類の目的や方針をプロンプトとして入力するだけで、Gemini モデルがファイルを評価し、適切なラベルを自動適用します。

分類結果は該当ラベルの権限を持つユーザーが確認・修正でき、監査ログにも全操作が記録されます。

データガバナンスを強化するステップ

Gemini モデルの活用により、組織全体でのデータ分類をスケーラブルに実施できるようになり、セキュリティポリシーの徹底や法令遵守の効率化が期待されます。

今回のベータ提供は、今後予定されているオープンベータに向けた検証段階とされています。

ベータ提供と対象エディション

この機能は現在、手動申し込み制によるクローズドベータとして提供されています。

Google Workspace Enterprise Plus エディションの管理者が対象で、選ばれた組織にはメールで詳細が案内されます。

出典: Google Workspace Updates

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著者情報

HelenTech を運営している 尾村 真英 です。これまでに 50 台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動し、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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