今月の初めに行われたGoogle I/O 2019では、Chrome OSやChromebookに関してそこまで言及されていませんでしたが、2019年から発売されるChromebookやChromeboxでは、Linuxアプリへの対応について発表したということはまとめています。
また、次期Chrome OS 76では、GPUアクセラレーション機能の設定もより簡単にできるようになるなど、一般ユーザーだけでなく開発者向けのアップデートが多くなっているように思います。
そこでふと、Androidアプリを開発するためのAndroid Studioが動作するChromebookについて気になったので調べてみました。
Chromebookで開発するにあたり、すでにGoogleから推奨ハードウェアについて公式リストが存在していました。
それによると、Chrome OSでAndroid Sudioを動作させるためには以下の要件が推奨されています。
- 8GB以上のRAM
- 4GB以上の空きストレージ
- 最小画面解像度1,280×800
- Intel Core i5以上(Uシリーズ以上)
このようになっています。
この時点でかなり限られていますよね。
さらにGoogleでは、推奨デバイスリストも掲載しています。
- Acer Chromebook 13 / Spin 13
- Acer Chromebox CXI3
- Lenovo Yoga C630 Chromebook
- HP Chromebook x360 14
- HP Chromebox G2
- Dell Inspiron 14
- ASUS Chromebox 3
- ViewSonic NMP660 Chromebox
- CTL Chromebox CBx1
意外にも、「Pixelbook」と「Pixel Slate」が含まれていませんが、これらはUシリーズではなくYシリーズのIntel Coreを使っているからだと思われます。
ただ実際には、Yシリーズでもi5以上のモデルだとプレビュー版のAndroid Studioが動作するようなので、このあたりは実機でテストしてみたり、海外の開発者の環境をチェックして見る必要がありそうです。
それにしてもこのリストを見る限り、日本国内で利用できるChromebookとChromeboxで含まれているものって、AcerかASUSの2択、しかもChromeboxの方がより向いているという感じになっていますね。
とはいっても、今回の話はAndroid Studioを使って開発…ということですし、クラウド環境を利用した開発であれば、そこまでスペック等について問題視することもないと思います。
調べればわかることではありますが、ひとまずこれから開発を検討しているユーザーの参考になれば幸いです。
ちなみにAndroid Studioなどは抜きとして、管理人がおすすめする日本で正規販売しているChromebookについてまとめた記事もありますので、興味のある方はそちらもぜひ御覧ください。