Google Pixel スマートフォンのホーム画面とロック画面に表示される「スナップショット (At a Glance)」ウィジェットが、壁紙の色に関わらずテキストを見やすくするために、背景色を自動調整する新機能をテストしている可能性があることがわかりました。
この情報は Android Authority が最新の Android System Intelligence システムアプリのコードから発見したもので、この機能が実装されれば、ユーザーはより多くの種類の壁紙でウィジェットの情報を見やすくなるかもしれません。
壁紙に合わせて背景を自動調整
Pixel に標準搭載されている「スナップショット」ウィジェット(Pixel Launcher の機能として提供)は、天気やカレンダーの予定、フライト情報などを表示する便利な機能ですが、現状では背景のカスタマイズ性が限定的です。

これに対し、Pixel 以外の Android スマートフォンで利用できる同名のウィジェット(Google アプリの一部として提供)では、透明や半透明といった背景オプションが提供されています。
今回、Android Authority が発見した情報によれば、Google はこのウィジェットの視認性を向上させるため、新しいオプションをテストしているようです。この機能は、ユーザーが設定した壁紙に応じて、ウィジェットの背景をハイコントラストな色合いに自動で調整するものです。
例えば、明るい色の壁紙を使用している場合は、ウィジェットの背景に暗いグレーのオーバーレイが追加され、テキストの白文字が読みやすくなります。逆に、真っ白な壁紙の場合は、薄い色の背景と黒いテキストに切り替わり、ウィジェットの輪郭と文字が明確に表示されるようになります。

また、この変更は、ホーム画面だけでなくロック画面の「スナップショット」ウィジェットにも適用されるようです。
正式リリースは未定
この新機能は、APK ファイルの解析によって発見されたもので、あくまで開発中のものであり、将来的に正式リリースされない可能性もある点には注意が必要です。
しかし、今回の背景に応じた自動調整機能が実装されれば、壁紙によってはテキストが見づらくなっていた Pixel の「スナップショット」が、より見やすく使いやすくなることが期待されます。