Google の次期フラッグシップスマートフォン「Pixel 10」の発表を前に、その外観デザインを示すダミーユニット(モックアップ)とされる写真がリークされました。
動作しない模型ではあるものの、この写真からは以前米国では廃止される可能性が示唆されていた物理 SIM トレイの存続など、仕様に関する新たな可能性が示されています。
リークされたダミーユニットの写真
今回リークされた写真はReddit のユーザーによって投稿されたものです。
一見すると実際の製品のように見えますが、USB-C ポート内部に充電やデータ転送に使う金属製のピンが見当たらないことから、これは外観のみを精巧に再現したダミーユニットである可能性が高いと判断されています。
ダミーユニットは、主にケースなどのアクセサリーメーカー向けに、製品のデザインやサイズ感を確認するために作られるものです。
そのため、動作はしませんが、外観は最終製品を反映していることが多く、デザインを知る上で貴重な情報源となります。
物理 SIM トレイ存続を示唆
このダミーユニットの写真で注目したいところは、側面に物理SIMカードトレイがはっきりと写っている点です。
最近、信頼できるリーカーの Evan Blass 氏が「Pixel 10 シリーズでは物理SIMトレイが廃止され、eSIMのみに対応する(特に米国市場)」という噂があると伝えていました。
しかし、今回のリークはこの噂に反するものであり、過去のレンダリング画像やプロトタイプのリークでも同様に SIM トレイが確認できていたことから、少なくとも一部のモデルまたは地域では、引き続き物理 SIM カードが利用できる可能性を示唆しています。
まとめ
もちろん、ダミーユニットの情報が最終的な製品仕様を保証するものではありません。しかし、物理 SIM カードの利用を希望するユーザーにとっては朗報と言えるかもしれません。
Google は 2025 年 8 月 21 日に新製品発表イベント「Made by Google」を開催予定で、そこで「Pixel 10」シリーズの全ての詳細が明らかになります。イベントでは「Pixel Watch 4」や「Pixel Buds 2a」などの登場も期待されています。