Google Home、新しい自動化エディタを米国のパブリックプレビューでテスト開始

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Google Home パブリックプレビューの登録画面の写真

Google Home アプリが、スマートホームの自動化をより柔軟かつ便利にするための新しい自動化エディタをテストしていることが明らかになりました。この新機能は、現在米国の Android デバイスを利用するユーザー向けに、パブリックプレビューとして提供されています。

目次

新しい自動化エディタの概要

Android 版 Google Home アプリの [自動化] タブから新しい自動化を作成しようとすると、デザインが刷新された新しいエディタが表示されます。このエディタでは、まず作成する自動化に名前と、任意で説明を追加することができます。

新しいエディタの最大の特徴は、これまでの「開始条件」と「アクション」に加えて、新たに「条件(Condition)」というオプションが追加された点です。これにより、自動化が実行されるためのより詳細なルールを設定できるようになります。

設定可能な項目は以下の通りです。

  • 開始条件: デバイス、在宅状況(在宅/不在)、「OK Google」、スケジュール
  • 条件: 在宅状況(在宅/不在)、時間、曜日、デバイスの状態
  • アクション: ブロードキャスト、デバイス、通知、時間差、Google に質問

この機能では、条件セクションに「デバイスの状態」が追加されており、「特定の照明がオンになったら」といった、デバイスの状態をトリガーの一部として利用する、より高度な自動化が可能になります。

また、自動化エディタ自体の UI (ユーザーインターフェース) には、Material 3 Expressive のデザイン要素が採用されており、全体的にモダンな印象になっています。その他、設定した開始条件、条件、アクションはスワイプで簡単に削除でき、作成した自動化全体を有効/無効にするための切り替えスイッチも用意されるようになりました。

利用可能なユーザーと今後の展開

この新しい自動化エディタは、現在米国の Android ユーザーで、Google Home のパブリックプレビュープログラムに参加しているユーザー向けに提供されています。

現時点では「家のメンバーのルーティン」の作成・編集にのみ対応しており、「個人のルーティン」は従来の方法で設定する必要があります。Google は、既存の機能をすべてこの新しいエディタに移行する作業を進めているとしています。

また、米国内の他の Android ユーザー(パブリックプレビュー参加者)であれば、作成された家のメンバーのルーティンを確認、開始、編集することも可能です。

まとめ

Google Home の新しい自動化エディタは、「条件」の追加によって、これまで以上に細かいスマートホームの自動化を設定できるようになりました。「デバイスの状態」を条件にできるようになったことも良い点です。

現在はまだプレビュー段階で、利用できるユーザーも米国内と限られていますが、今後の正式リリースと日本での展開に期待です。

出典: 9to5Gogole, Google Nest ヘルプ

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Technical Writer

月間平均130万PVの当サイトを8年以上運営している 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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