Google、Fast Pair 機能の UI を改善する可能性。イヤホンのバッテリー通知がより分かりやすく

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Google が、Android デバイスとワイヤレスイヤホンなどを素早く接続できる「Fast Pair(ファストペア)」機能の UI を改善する可能性があることがわかりました。

この情報は、Android Authority が Google Play 開発者サービスの最新ベータ版の APK を分解して発見したもので、特に完全ワイヤレスイヤホンのバッテリー残量通知が、一目で状況を把握しやすくなるようデザインが見直されています。

目次

現行のバッテリー通知と新しい UI

現在、Fast Pair 対応のイヤホンケースを開くと、左右のイヤホンとケースそれぞれのバッテリー残量をパーセンテージで示す通知が表示されます。このデザインはシンプルですが、どの数値がどのデバイスのものなのかをぱっと見て判断することができません。

Android 16 QPR1 Beta 3 の Pixel 9 Pro Fold で表示されている現在の Fast Pair 機能によるバッテリー残量通知の画面のスクリーンショット
現在の Fast Pair 機能によるバッテリー残量通知

しかし、Google Play 開発者サービス (バージョン 25.28.31) のベータ版から見つかった新しい UI では、ユーザーがバッテリー残量をより直感的に理解できるよう、以下のようないくつかの実用的な変更が加えられています。

円形プログレスバーとアイコンの再配置

最も大きな変更点は、バッテリー残量を表す円形のプログレスバーが追加されることです。従来の数値表示に加え、この視覚的なインジケーターにより、直感的に残量を把握できるようになります。また、バッテリーアイコンは各コンポーネントの上部に再配置されます。

明確なラベルの追加

新しい通知では、各アイコンの横に「L (Left)」、「R (Right)」、「C (Case)」というラベルが追加されます。これにより、どのバッテリー残量がどのコンポーネントに対応するのかが一目瞭然になり、現在のラベルがないデザインよりも分かりやすさが向上します。

バッテリー残量に応じた色の変化

バッテリー残量が少なくなった際の通知も改善されます。新しい円形のプログレスバーは、残量に応じて色が変わるようになります。具体的には、バッテリーが 50% を下回ると黄色に、20% を下回ると赤色に変化します。

現行の UI でもアイコンの色は変わりますが、新しいデザインではプログレスバー全体の色が変わるため、より警告が目立ち、充電のタイミングを逃しにくくなります。

まとめ

今回の変更は大規模な UI の刷新ではありませんが、ユーザーがイヤホンのバッテリー状態をより素早く、かつ正確に理解できるようになる、実用的な改善となりそうです。

この新しい UI がいつ正式にリリースされるかはまだ不明ですが、ベータ版でテストされていることから、近いうちに展開される可能性があります。

ただし、APKの分解による情報は開発中のものであり、最終的に製品版に搭載されない可能性もある点にはご注意ください。

出典: Android Authority

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Technical Writer

月間平均130万PVの当サイトを8年以上運営している 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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