来月の発表が予定されている次期 Google Pixel Watch 4 に関する新たな情報によると、このスマートウォッチには継続的な SpO2 測定機能を活用した 「呼吸の緊急事態」 アラート機能が搭載される可能性があることがわかりました。
今回のモデルは前モデルのデザインを踏襲しつつ、パーソナルセーフティ機能の拡充や修理しやすさの向上など、内部的に重要なアップデートが含まれるようです。
Pixel Watch 4 に 2 つの安全機能が追加
Android Headlines の報告によれば、Google は Pixel Watch 4 において、既存の緊急 SOS、自動車事故検出、転倒検出機能に加え、新たに「呼吸緊急事態」と「緊急衛星通信」の 2 つのパーソナルセーフティ機能を追加する可能性があるとしています。
新機能: 「呼吸緊急事態」 アラート
「呼吸緊急事態 (Breathing Emergencies)」 は、Pixel Watch 4 に搭載される継続的な SpO2 (血中酸素飽和度) センサーを利用し、ユーザーの酸素レベルの低下を検知した際にアラートを通知する機能です。Google は昨年、心拍数センサーを用いた「脈拍喪失」 検知機能を追加しており、今回の新機能はそれに続く健康・安全関連の機能強化となります。
なお、この記事では「Breathing Emergencies」を「呼吸緊急事態」と訳していますが、最終的な機能の日本語名についてはまだ分かりません。
緊急衛星通信も追加
もう一つの新機能として、「緊急衛星通信」 が追加されると伝えられています。これにより、携帯電話の電波が届かない場所でも緊急時の通信手段が確保されることが期待されます。
おそらくこの機能は、LTE 対応(セルラー)モデルでのみ利用可能になると予想されます。
これまでのリーク情報のまとめ
これまでの Pixel Watch 4 のリークでは、次のような仕様や特長を備えると言われています。
- 41mm と 45mm の 2 サイズ展開
- Wi-Fi モデルと LTE モデルが用意
- ディスプレイの最大輝度が 3,000nits になる
- バッテリー駆動時間が前モデルよりも延びる
- 41mm モデル: 常時表示オンで最大 30 時間、バッテリーセーバーモードで最大 48 時間
- 45mm モデル: 常時表示オンで最大 40 時間、バッテリーセーバーモードで最大 72 時間
- プロセッサは引き続き「Snapdragon W5 Gen 1」
- コプロセッサが「M55」と呼ばれる新チップにアップグレード
- 横向きで充電できる「サイド充電」をサポート
- 2GB RAM と 32GB eMMC ストレージを搭載
- UWB (ウルトラワイドバンド) のサポート
- 販売されるケースとバンドの組み合わせは 5 種類
- これまで修理不可とされていたが、修理できるようになる
なお、これらの情報はあくまでリーク段階のものであり、最終的な製品の仕様とは異なる可能性がある点にご注意ください。
まとめ
Google Pixel Watch 4 は、外観上の大きな変化は少ないものの、「呼吸緊急事態」 アラートや緊急衛星通信といったセーフティ機能の追加、修理可能性の向上をはじめ、バッテリー駆動時間延長やコプロセッサの変更など中身は着実に進化しているようです。
Google は 2025 年 8 月 20 日に Made by Google イベントを開催することを予告しており、ここで Pixel 10 シリーズとともに Pixel Watch 4 も発表される予定です。