Google は、Gemini のモバイルアプリにおいて、Google Workspace ユーザーが自身のデバイスから動画ファイルをアップロードできるようになったことを発表しました。この機能は、即時リリースおよび計画的リリースの両ドメインで展開が完了しています。
このアップデートにより、ユーザーはモバイルデバイスに保存されている動画を直接 Gemini にアップロードし、プロンプトにさらなるコンテキストを付与できるようになります。なお、すでに個人の Google アカウントでは導入されています。
Gemini モバイルアプリで動画が利用可能に
これまで Google Workspace ユーザーにおける Gemini アプリでは、テキストや画像のアップロードによる対話が可能でしたが、今回のアップデートで動画ファイルにも対応しました。
ユーザーは Gemini のモバイルアプリから、スマートフォンやタブレットに保存されている動画を選択してアップロードし、その動画に関する様々なタスクを依頼できます。例えば、動画の内容を要約させたり、特定のシーンやトピックについて質問したりすることが可能です。
これにより、例えば外出先で撮影した製品のデモ動画をすぐに要約してテキスト化したり、会議の録画データから特定の議題に関する部分だけを抽出して質問したりといった、より高度で具体的な活用が可能になります。
特にモバイルデバイスからの直接アップロードに対応したことで、PC を開く手間なく、いつでもどこでも動画コンテンツを活用した対話ができるようになるのは大きなメリットになります。
機能の展開状況と対象ユーザー
この動画アップロード機能は、即時リリースと計画的リリースドメインの双方で、すでに展開が完了しています。
利用対象者は、Gemini アプリへのアクセスが許可されているすべての Google Workspace ユーザーです。