Google は今年 8 月に最新の Pixel 10 シリーズを発表するとの情報が出たばかりですが、続けて Pixel 10 Pro とされるデバイスのプロトタイプの写真がリークされました。
この写真は中国 SNS の coolapk から Mystic Leaks が再共有したもので、流出したデバイスは「Pixel 10 Pro」の「DVT1.0」(Design Verification Test)プロトタイプであることが確認できます。
流出したプロトタイプから判明した変更点
いくつかの写真が共有されており、設定画面の「デバイス情報 > モデル」ページは、Material 3 Expressive が適用される前のデザインであることが確認できます。また、コードネーム「blazer」、Android 16 が動作していることも示されていますが、これは QPR1 ではなさそうです。

Pixel 9 Pro からの変更点として、まず底部にある USB-Cポート の両側には、左右対称の切れ込みが配置されています。これは従来の Pixel シリーズと同様に、片方がボトムスピーカー、もう片方がマイク用であると考えられます。

SIM カードトレイは、本体の左上端に移動しています。この上からの画像からは、Pixel 10 Pro の厚みも見て取れます。本体の厚みが薄くなったかどうかは不明ですが、カメラバーは現行モデルよりも厚くなっているようにも見えます。
一方、カメラバーについて、全体的なデザインは Pixel 9 Pro と同じですが、カバーガラスが端まで広がっているように見えます。周囲の金属部分はごくわずかです。

なお、背面には、Google がプロトタイプを識別するために使用するロゴが見られます。
スペック情報と Tensor G5 に関する新たな憶測
アプリの表示からは、16 GBのRAM、256 GBのストレージといったスペック情報が提供されています。また、「Tensor G5」のコア構成も確認できます。
- 2x Cortex-A520
- 3x Cortex-A725
- 2x Cortex-A725
- 1x Cortex-X4

一方、アプリ内で表記されている 5nm は誤りであり、Tensor G5 は TSMC の 3nm プロセスで製造されると予想されています。また、モデムは「g5400i」とされており、これは以前に噂されていた MediaTek 製ではなく、Samsung Exynos モデムであることを示唆しています。
まとめ
今回は、Google Pixel 10 Pro のプロトタイプの情報が出てきましたが、これまでのリークとは異なる点も見受けられました。しかし、あくまでプロトタイプであり、Google が様々な検証を行うためのデバイスのうち一つにしか過ぎないため、最終製品とは異なる可能性は十分にあります。
先の報告では 2025 年 8 月 13 日に Google は Pixel 10 シリーズを発表する可能性が示唆されているため、発表までの間にさらに詳しい情報が出てくると予想されます。
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