Google が Pixel デバイス向けにリリースした Android 16 QPR1 Beta 1 のアップデートにより、Pixel スマートフォンに新しい壁紙カスタマイズ機能「Magic Portlait」が登場しました。
2025 年 6 月 13 日 : Android 16 QPR1 Beta 2 で、「ライブ効果」という名前で壁紙とスタイルのセクションに表示されるようになりました。詳しくは こちらの記事 をご覧ください。
この機能はロック画面の壁紙に写っている人物やペット(あるいはそう見えるモノ)などを自動で切り取り、ユニークなフレームで飾ることができます。また、壁紙に霧や雨といった天候エフェクトも設定することができます。
「Magic Portrait」の機能
「Magic Portrait」は、Android 16 QPR1 Beta 1 を搭載した Pixel スマートフォンで利用可能になる新しい壁紙効果です。
すでに Pixel デバイスでは「シネマティック壁紙」という写真に 3D 効果やモーション効果を追加する壁紙カスタマイズ機能が使えますが、それに追加する形で「シェイプ」と「天気」という 2 つのエフェクトが追加されます。
これは Pixel デバイスの [壁紙とスタイル] > [その他の壁紙] > [写真を選択] して、プレビュー画面の下に表示される [効果] というボタンをタップすると設定画面に移動します。
シェイプと背景色のカスタマイズ
壁紙を設定するときに、画面下に表示される [効果] というボタンをタップすると「Magic Portlait」が起動します。システムがロック画面の壁紙を分析し、、主要な被写体を自動的に切り抜いて、フレーム内に配置します。
ここでは、以下のカスタマイズが可能です。
- フレームの形状: 楕円形や丸みを帯びた正方形、クローバーなど 5 種類
- 背景色: 5 種類の背景色とスライダーによる濃度変更
基本的なデザインと色は選択できますが、現時点ではもう少しカスタマイズの自由度があれば、より多様な表現が可能になったかもしれません。

天気エフェクト
「Magic Portrait」のもう一つのオプションは、壁紙に天候エフェクトを適用する機能があります。 これは、Samsung の One UI 6.1.1 以降に搭載されている「ライブエフェクト」に似た機能です。
選択可能なエフェクトには、現在地、霧、雨、雪、晴れと、それらの強さを変更できるスライダーがあります。これらを適用することで、静的な壁紙に動きと雰囲気を加え、よりダイナミックなロック画面を作成できます。

なお、従来の「シネマティック壁紙」はシンプルに「シネマティック」として表示されるようになりました。
まとめ
現時点ではフレーム形状や背景色の選択肢は限られていますが、今後のアップデートで種類が増えることや、ユーザーがより細かく調整できるようになることに期待します。例えば、切り抜き範囲の微調整や、複数の被写体を選択できるようになれば、さらに表現の幅が広がると思います。
現時点では、「Magic Portrait」機能は Android 16 QPR1 Beta 1 で利用可能ですが、これは Pixel 限定の機能として提供されます。他の Android デバイスメーカーも類似の機能を提供している場合がありますが、Pixel デバイスではこういったカスタマイズ機能の提供は少ないので、貴重な機能の一つとなります。
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