CMF Phone 2 Pro が正式発表。日本での発売は未定

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Nothing のサブブランド CMF by Nothing は、予告していたように新型スマートフォン CMF Phone 2 Pro を含む、4 つの新製品を正式に発表しました。

CMF Phone 2 Pro は、前世代のモジュラーデザインを継承しつつ、より薄型化されたボディ、新たに追加された望遠カメラ、アップグレードされたディスプレイやチップセット、そして Essential Key と Essential スペースなど、手頃な価格のモデルながら機能が盛りだくさんとなっています。

目次

CMF Phone 2 Pro の特長と仕様

CMF Phone 2 Pro は、前世代と同様にモジュラーデザインを採用しており、リアパネルを交換したり、様々なアクセサリーを取り付けることができます。アクセサリーはリアパネルやウォレット、スタンド、ストラップのほか、魚眼レンズとマクロレンズの取り付けが可能です。

本体の厚みも前世代の 8.2mm から 0.4mm 薄い 7.8mm、重さも約 185g になっており、IP54 防塵・防水も備えています。

ディスプレイは 120Hz リフレッシュレート、1,000Hz タッチサンプリングレート、最大 3,000nits の明るさなどを備えた 6.67 インチ Flexible AMOLED パネルを採用し、ベゼルの厚みも 1.42mm から 0.88mm へと狭くなりました。

リアカメラは、1/1/.57 インチの 50MP メインカメラ、8MP 超広角カメラ、そして最大 2 倍光学ズームと最大 20 倍ハイブリッドズームに対応した 50MP 望遠カメラ(f/1.85)を搭載しています。フロントカメラは 16MP を搭載。

カメラ機能として TrueLens Engine 3 を搭載し、高度な Ultra XDR アルゴリズム と AI による画質の向上により、明るさや色をよりリアルに撮影することができます。カメラアプリにはプリセットのフィルター機能なども備わっています。

チップセットには Dimensity 7300-Pro を採用しています。これは前世代の CMF Phone 1 に搭載されていた Dimensity 7300 と比べて、CPU は 10% 高速化、GPU は約 5% 高速化しており、MediaTek 第6世代 NPU による最大 4.8 TOPS の AI 処理能力を備えています。

バッテリーは前世代から引き続き 5,000mAh を搭載し、33W 有線充電と 5W リバース充電を備えています。

機能面では、Nothing Phone (3a) シリーズで初めて搭載された Essential Space と Essential Key が搭載されており、アイデアやコンテンツ、思いついたことなどを音声、写真、スクリーンショットなどで保存して、AI がその情報を整理、検索、リマインドできるようにしてれます。

このほかに、Android 15 ベースの Nothing OS 3.2 で動作し、先日 Phone (3a) シリーズにも導入された Android 15 の新機能「プライベートスペース」も利用することができます。なお、3 年間の OS アップデートと、6 年間のセキュリティアップデートも含まれます。

以下は CMF Phone 2 Pro のスペックです。

OSNothing OS 3.2
based Android 15
ディスプレイ6.77 インチ Flexible AMOLED
2,392×1,080
120 Hz リフレッシュレート
1,000 Hz タッチサンプリングレート
最大 3,000 nits
2,160 Hz PWM 調光
10-Bit 色深度
CPUDimensity 7300 Pro
RAM8GB
+ 8GB 仮想 RAM
内部ストレージ128GB
256GB
外部ストレージmicroSD (最大 2TB)
リアカメラ50MP メイン (1/1.57″, f/1.88)
8MP 超広角 (1/4″, f/2.2)
50MP 望遠 (1/2.88″, f/1.85, 2倍光学, 最大20倍ハイブリッド)
フロントカメラ16MP
ネットワーク5G/4G-LTE
Wi-Fi 6
Bluetooth 5.3
NFC
バッテリー5,000mAh
最大 33W 有線充電
その他画面内指紋センサ
顔認証
IP54 防塵・防水
サイズ164 × 78 × 7.8mm
重さ185g

販売時期と価格

海外では 2025 年 5 月 6 日から販売を開始し、ヨーロッパでは次のような価格設定になっています。

  • 8GB RAM + 128GB ストレージ: 259 ユーロ (約 4.2 万円)
  • 8GB RAM + 256GB ストレージ: 289 ユーロ (約 4.7 万円)

米国ではベータプログラムユーザー向けに 8GB RAM + 128GB ストレージモデルが 249 ドル(約 3.6 万円)となっていて、やや差があるようです。

なお、日本での販売については発表会中で明らかにされておらず、記事執筆時点では日本公式からのアナウンスはまだありません。ただ、日本語ページの URL が用意されているようなので、今後、発表がある可能性はあります。

ちなみに同時に発表されたワイヤレスイヤホンの CMF Buds 2 と Buds 2a は、日本でも 5 月 6 日から販売開始となることが予告されました。

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Technical Writer

月間平均130万PVの当サイトを8年以上運営している 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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