Google は iPhone および iPad など iOS デバイス向け Gmail アプリに、最新のデザインシステムである Material Design 3 (Material 3) を導入したことを発表しました。
このデザインの導入は iOS では遅れ気味でしたが、今回の変更により Google の Android アプリや Web アプリなど先に広く利用されていたサービスとデザインの統一感が出てきます。
今回の変更点
Material Design 3 は、Google が提供するアプリの見た目や使い勝手を統一するための最新のデザインルール(デザインシステム)です。これを取り入れることで、アプリは全体的によりモダンな印象になり、ボタンなどの形が柔らかくなったり、色使いが新しくなったりします。また、他の Google アプリとのデザイン的な統一感が高まるのも特徴です。
今回、Gmail で導入された変更点では、例えば、検索バーが丸みを帯びた長方形ではなくピル型(錠剤型)に変更、下部のバーで選択しているタブを強調する表示の変更、メール作成ボタンの形状変更、アクセントカラーに「青」が使われるようになりました。
一方で、Gmail のフォルダとラベルを表示するナビゲーションドロワーは変更されていません。メッセージビューでは、3 点ドットのオーバーフローアイコンが水平に表示されるという変更が加えられています。
まとめ
Google は、これらの新しいデザインを導入することで、Android アプリや Web アプリ、その他の Google アプリとサービスとのデザイン、使用感の統一を目的としています。
この変更は、iPhone および iPad 版の Gmail アプリ v6.0.250413 で展開されています。現在、即時リリースおよび計画的リリースドメインに展開中で、個人の Google アカウントユーザーも含めて今後利用できるようになります。