Google マップ、車のナビ中の「黒いバー」が消える。音楽操作は別 UI に

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Google マップの「車のナビ」中の新しいメディア操作のインターフェース

Google は 2024 年 2 月、Google マップに組み込まれていた Google アシスタントの「運転モード(ドライブモード)」機能を削除し、シンプルな黒背景の音声バーのみが表示されるようになりました。しかし、現在はこの黒いバーも表示されなくなっています。

運転モードの廃止に伴い、アプリビューもなくなってしまいましたが、少し前までは Google マップで車のナビゲーションを開始すると、画面下に黒い背景のバーが表示され、アシスタントのマイクアイコンと設定の歯車アイコンなどは表示されていました。また、YouTube アプリや Spotify などの音楽アプリを使っていると、メディアの操作をすることもできました。

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黒いバーは廃止されたが、メディア操作は引き続き利用できる

9to5Google によれば、現在、Google アプリ v16.14 と Google マップ v25.16.x の最新の安定版ではこの機能とバーの表示が削除されています。

筆者のデバイス (Google Pixel 9 Pro / Samsung Galaxy S25 Ultra / Minimal Phone) でも同様に黒いバーが削除されていることを確認しています。また、この変更はかなり前から行われていた可能性も示唆されています。

一方、メディアコントロールについては別の操作で利用可能になっており、ナビゲーション中の右下にある [報告] アイコンの下に再生中のアプリのアイコンが表示されるようになりました。

これをタップすると、以前と同じような曲名とアーティスト名、アルバムアート枠、音楽の再生/一時停止、前の曲/次の曲を操作できます。

ただ、この状態だと [報告] アイコンと重なってしまいタップ操作がしづらい、スワイプしても元の画面に戻せず、左側の [✕] アイコンをタップするとナビが終了してしまうなど、操作性はあまり良くありません。

なお、デフォルトではこの機能はオフになっている可能性があり、表示させるためには Google マップの [設定] > [ナビ] > [メディア操作ボタンを表示] の設定をオンにする必要があります。

まとめ

現時点では、この機能がテストなのかバグなのか、正式に実装されたのかは判断できません。しかし、使いやすいとは言えないので、今後変更される可能性は十分に考えられます。

この変更も Google アシスタントから Gemini へと完全移行する一環だと思われますが、車を運転で Android Auto ではなく Google マップのナビゲーション機能を使っていたユーザーにとっては非常に不便だと思います。

出典 : 9to5Google

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Technical Writer

月間平均130万PVの当サイトを8年以上運営している 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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