Google Pixel スマートフォンに搭載されている「日の入りから日の出まで」の時間帯で、自動的にダークモード(ダークテーマ)のオン/オフを切り替える機能が、先月(2025年3月)のアップデート以降、一部のユーザー環境で正常に動作しない問題が報告されていました。しかし、最新の2025年4月のアップデートでもこの不具合が修正されていない可能性があります。
これは 9to5Google などが取り上げており、現在も Google ヘルプコミュニティや Reddit で問題が修正されていないことについて多くの報告が寄せられています。
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今回の問題について
Android には、スマートフォンの画面テーマ(ライトモード/ダークモード)を、指定した時刻、または現在地に基づいた「日の入りと日の出」の時刻に合わせて自動的に切り替える機能があります。
しかし、Pixel デバイスにおいて、2025 年 3月のソフトウェアアップデートを適用した後から、「日の出から日の入りまで」はライトテーマ、「日の入りから日の出まで」はダークテーマに自動で切り替わるはずの動作が機能しなくなるという問題が多くのユーザーから報告されていました。
この問題について、4 月のアップデートで解消されることが期待されていましたが、先日、Pixelデバイス向けに開始された 2025 年 4 月のソフトウェアアップデートでも、この自動ダークテーマの問題は解決されていないとの報告が相次いでいます。
また、以前に問題が発生していなかったデバイスでも 4 月のアップデート以降に同様の現象が発生したとの報告もあり、影響が広がっている可能性も示唆されています。
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代替案は「モード」を使う
Google による修正がいつになるかはわかりませんが、この問題を回避するための最も簡単な方法は、Android 15 QPR2 で導入された新機能「モード」を使うことです。この「モード」機能は、特定の時間や場所など、様々な条件で設定(マナーモード、おやすみ時間、ダークモードのオンオフなど)を自動的に変更するルールを作成できます。
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これにより時間を指定してダークモードをオン、またはオフにする「モード」を追加することで代用することができます。もし、自動ダークモードが機能せず困っている場合は、この「モード」機能の設定を使うことで回避できます。
まとめ
Pixe lデバイスで発生している自動ダークモード切り替えの問題は、残念ながら 2025 年 4 月のアップデートでも修正されませんでした。Google からの修正を待つしかありませんが、それまでの間、影響を受けているユーザーはAndroidの「モード」機能を使うことで代用できますので、ぜひ試してみてください。