Nubia は、ゲーミングスマートフォンブランド RedMagic シリーズの最新モデルとなる「RedMagic 10 Air」を中国市場向けに発表しました。
REDMAGIC 10 Air は、Snapdragon 8 Gen 3 と LPDDR5X RAM を搭載し、高度な冷却機能や外付けクーラーの Red Magic Cooler 6 Pro、ショルダートリガーボタン、AI 最適化などを備え、史上最薄のフルスクリーンゲーミングスマートフォンを謳うデバイスとしてリリースされています。
- Nubia が新型ゲーミングスマホ RedMagic 10 Air を中国で発表
- 厚み7.85mmで史上最薄のフルスクリーンゲーミングスマートフォンを謳う
- Snapdragon 8 Gen 3、ショルダーボタン、高性能冷却システム搭載
- 中国市場での発売、グローバル/日本発売は現時点では不明
REDMAGIC 10 Air の特長と仕様
ディスプレイは 120Hz リフレッシュレート、10ビットカラー、DCI-P3 100% 色域、2,160Hz PWM / DC 調光、最大 1,600nits の明るさを備える 6.8 インチ FHD+ OLED パネルを搭載します。フロントカメラは画面下内蔵となっており、画面占有率は 93.7% のフルスクリーンを実現しています。

タッチサンプリングレートは 2,000Hz で応答性は 20% 向上、本体の厚みは約 7.85mm で、左右対称の重量配分とグリップ感を高めるフラットな 2.5D エッジを採用しています。側面には 520H zデュアルICショルダートリガーも搭載されます。
チップセットは Snapdragon 8 Gen 3 とカスタム Red Core R3 チップを搭載し、カスタムチップはユーザーの好みに応じてオーディオ、バイブレーション、ライティングをリアルタイム調整してパフォーマンスを向上させることができます。最大 16GB LPDDR5X RAM、最大 512GB UFS 4.0 ストレージを搭載した、ハイスペックモデルです。

また、REDMAGIC 10 Air はゲームなど高負荷中でも温度をコントロールできるよう、超大型3Dベイパーチャンバー(VC)、多層構造の高伝導性グラファイトシートなどを含む Composite Liquid Metal 2.0 冷却システムを採用しています。Nubia によれば、このシステムはゲーミングノート PC 並みの放熱性を実現しているとしており、さらにマグネットで装着できる外付けの Red Magic Cooler 6 Pro にも対応しています。
このほかの仕様では、50MP のメインカメラと超広角カメラ、16MP の画面下内蔵フロントカメラ、80W 有線充電対応の 6,000mAh バッテリー、Wi-Fi 7 / Bluetooth 5.4、NFC、画面内指紋センサなどを搭載しています。
Android 15 ベースの Red Magic OS 10 を実行しており、ゲームプレイ向きの UI と、ゲームプレイを強化するための AI ツールも搭載されています。
価格と展開について
現在、中国市場ではすでに発売となっており、以下の構成と価格で販売されています。
- 12GB RAM / 256GB ストレージ : 3,499元 (約6.8万円)
- 16GB RAM / 512GB ストレージ (ブラック) : 4,199元 (約8.2万円)
- 16GB RAM / 512GB ストレージ (オレンジ) : 4,399元 (約8.5万円)
RedMagic シリーズは、モデルによってはグローバル展開されることもありますが、日本での正規販売はこれまで限定的でした。そのため、この RedMagic 10 Air が日本で正式に発売される可能性は、現時点では低いと考えるのが現実的かもしれません。
なお、Snapdragon 8 Elite 搭載のフラッグシップ REDMAGIC 10 Pro は日本国内でもすでに発売されています。
出典 : REDMAGIC