Google、Android の「表現豊かな字幕」に対応する表現が追加される可能性が示唆

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Android 自動字幕起こしの設定画面

Google は 2024 年 12 月の Pixel および Android 向けアップデートで、アクセシビリティ(ユーザー補助)機能の1つとなる「表現豊かな字幕 (Expressive Captions)」を発表しました。当初、字幕として表示できる表現は限られていましたが、新たな報告ではその対応する表現が追加される可能性が明らかにになりました。

目次

「表現豊かな字幕」とは?

「表現豊かな字幕」は、Android 14 以降を搭載し、自動字幕起こしに対応するすべての Android デバイスで利用できる機能で、ニュアンスや会話以外の音声を、より正確に把握することができます。例えば、笑い声や拍手、音声などを字幕上に表示することができます。

この機能は、デバイスで [設定] > [ユーザー補助] > [自動字幕起こし] のページにアクセスし、「表現豊かな字幕」をオンまたはオフにすることができます。ただし、現時点では米国内と英語のユーザーに限られているため、日本のユーザーでは利用することができません。

今回発見された追加の表現

Android Authority の報告によれば、Android System Intelligence の最新バージョン V.23.playstore.pixel9.741245583 から、現状の対応する表現以外にもいくつかの表現を追加する可能性を発見しました。

まず、現在「表現豊かな字幕」に対応する動画内の表現は次のとおりです。

  • 拍手
  • 応援
  • 拍手
  • 泣いている
  • 息を呑む
  • うめき声
  • 笑い
  • 音楽
  • ハアハアと息を切らして
  • ため息
  • 鼻息

これらに加え、新たに次のような表現が追加されるようです。

  • ささやき
  • ホイッスル
  • 鐘の音(環境音)
  • げっぷ
  • うがい
  • しゃっくり
  • くしゃみ
  • いびき
  • 咳払い
  • あくび

現時点ではまだ反映されていませんが、今後のアップデートで導入される可能性があります。

今後の展開について

また、この追加表現は、Google Play ストアの Pixel 9 デバイスを対象とした特定のアップデートに関連付けられているとしており、リリース当初は Pixel 9 シリーズに限定される可能性があるようです。現在の「表現豊かな字幕」は Android 14 のデバイスで利用できることから、その後に多くのサポートされる Android デバイスに展開されるものと思われます。

とは言え、現時点では「表現豊かな字幕」は、米国内の英語ユーザーにのみ限定されており、日本語を含むその他の言語や地域では利用することができません。ユーザー補助機能が必要なユーザーだけでなく、字幕を使って様々なコンテンツを視聴するユーザーには役立つ変更ですので、対応言語や提供地域が拡大することに期待したいですね。

出典 : Android Authority

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Technical Writer

月間平均130万PVの当サイトを8年以上運営している 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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