Google は Workspace Business と Enterprise プランで Gemini アドオンを購入しなくても Google AI 機能を利用できるように発表しましたが、その一環として Business と Enterprise で、Gemini を活用した追加機能が利用できるようになることを発表しました。
Google Meet では、AI 生成による背景画像の設定、スタジオルック、スタジオライト、スタジオサウンドの機能が追加され、Google チャットでは120以上の言語を自動的に検出して翻訳する機能が追加されます。
以下は各追加機能の概要です。
目次
Google Meet
- 生成背景画像:
- 会議中の背景画像を生成できるようになります。背景生成の最新モデル アップグレードや、プロフェッショナル オフィス、図書館、ホーム オフィスなどの追加のスタイル オプションを活用して、カスタム背景を洗練させることもできます。

- スタジオルック:
- 機械学習を使用して、ノイズを減らして鮮明度を上げることでポートレートの品質を検出し、必要に応じて強化します。
- スタジオライト:
- 機械学習を使用してスタジオ品質の照明をシミュレートし、ビデオフィード内の照明の位置と明るさを調整して、会議に最適な照明を提供します。
- ヘルプによれば、Intel Core i9-9880H (8C/16T)、Intel Core i5-1235U (2P8E/12T)、AMD Ryzen 5 5500U (6C/12T)、Apple M1 (4P4E/8T) と同等以上の性能を持つプロセッサが必要

- スタジオサウンド:
- 欠落または歪んだ周波数を自動的に再現してバランスを取り、音声を鮮明かつクリアに伝えます。
チャットと図形描画
- Google チャットの場合:
- 翻訳: Chat は120 以上の言語を自動的に検出し、ユーザーの希望する言語に翻訳します。元のメッセージは確認用に残しておきます。メッセージを翻訳するために Chat の外部に移動する代わりに、これにより摩擦が軽減され、世界の他の地域にいる同僚、パートナー、顧客とのコラボレーションが向上します。
- Google 図形描画の場合:
- 背景画像の削除: Gemini の画像背景削除機能 (スライドとビデオでも利用可能) が、Google 図形描画でも利用できるようになりました。
これらの機能は、Google Workspace Business Standard および Plus、Enterprise Standard および Plus で利用することができます。
展開ペースは即時リリースおよび計画的リリースドメインで共通していますが、機能により展開時期が異なります。
- Google Meet のカスタム背景画像、スタジオライト、スタジオサウンドː 2025年3月11日から最大15日
- Google Meet のスタジオルック: 2025年3月18日から15日以上かけて展開
- Google チャットと図形描画の機能ː 現在利用可能