Google はデジタルアシスタントを呼び出すための音声コマンドに「OK Gemini」を導入する取り組みを続けており、最新の情報では既存の「OK Google」の起動ワードと、Gemini Live を起動させる「OK Gemini」の起動ワードを共存させる可能性が示唆されました。
Google は拡張現実(AR)デバイス向けの新しいオペレーティングシステム Android XR の発表時に、「Hey Gemini」を使用して Gemini アシスタントを起動するデモを公開しました。このことから、AR デバイスや最新のスマートフォンでは、現在の「Hey Google (OK Google)」から「Hey Gemini (OK Gemini)」に変更される可能性が示唆されていました。
しかし、9to5Google および Android Authority などが Google アプリ ベータ版 v16.7.21 のコード内から、Google と Gemini のどちらかを選択するのではなく、独立して存在する可能性があることを発見しています。
また、「OK Google」は既存のデジタルアシスタントを呼び出すために使用され、「OK Gemini」は Gemini Live を起動して Gemini と話し合うために使用される可能性があることがわかりました。ただし、新しい「OK Gemini」の起動ワードは、一部のモバイルデバイスでのみ利用可能とされています。
そのため、現状ではユーザーがアシスタントを呼び出すワードは「OK Google」から変更される可能性は低く、新しい ARデバイスなどがリリースされたときに、そのデバイスで Google と Gemini の起動ワードを使い分けることができるようになると予想されます。
最終的に OK Google から OK Gemini へと移行するのかはわかりませんが、現時点ではどちらかの起動ワードを選択できる、もしくは別々に存在する可能性が高いようです。