Android 16 Beta 2 では、デバイスに表示された HDR コンテンツのスクリーンショットを正確にキャプチャできる新機能が導入されることが報告されました。
これまでの Android デバイスでは、HDR コンテンツのスクリーンショットを撮影すると、標準ダイナミックレンジ(SDR)に変換され、明るさや色彩が失われる問題がありました。しかし、Android 16 ではこの問題が解消され、HDR コンテンツをそのままの品質でスクリーンショットとして保存できる可能性があります。
Android Authority によって、Android 16 Beta 2 でこの機能に関連コードを発見されており、実際にこの機能が有効になれば、ユーザーは HDR 対応の写真や動画をスクリーンショットしたときに、画像の鮮やかな色彩や明暗差をそのまま保存して、他のデバイスと共有することが可能になります。
この機能は Android 16 のアップデートで、おそらく Pixel 6 以降のデバイスや Pixel Tablet でも利用可能になりますが、HDR スクリーンショットを他のデバイスで表示する際には、互換性の問題が生じる可能性があります。そのため、共有先のデバイスも HDR 表示に対応しているかどうかは確認する必要があります。
なお、専用のトグルが用意される可能性があり、HDR でスクリーンショットを保存できるようにするかどうかはユーザーが変更できると思われます。
現在、Android 16 Beta 2 で HDR コンテンツのスクリーンショットが HDR 形式で保存されるようになったことから、Google が今年第2四半期にリリースを予定している Android 16 安定版ですぐに利用できるようになるかもしれません。