Nothing は2025年3月4日に Nothing Phone (3a) シリーズを発表すると予告しており、その後のティーザーで、Phone (3a) シリーズには Qualcomm の Snapdragon を搭載することも公式が明らかにしています。
今回、Geekbench で Nothing Phone (3a) Pro と思われる「A059P」という型番のデバイスが発見され、予告通り Snapdragon を搭載しており、以前の噂を裏付けるように Snapdragon 7s Gen 3 であることが確認されました。
なお、通常モデル Phone (3a) の型番は「A059」となっており、末尾の「P」はありません。この「P」については、前世代では「Plus」でしたが、今回は「Pro」になると言われています。
記事執筆時点では、Geekbench に Nothing A059P によるベンチマーク結果は3回分が掲載されていますが、最新のスコアは次のとおりです。
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シングルコアスコアは1,208、マルチコアスコアは3,325となっています。また、CPU の情報から、2.50GHz で動作する1つのコア、2.40GHz で動作する3つのコア、1.80GHz で動作する4つのコアのオクタコアを搭載していることが確認でき、これが Snapdragon 7s Gen 3 であることがわかります。
この他には 12GBRAM を搭載し、Android 15 を実行していることも確認できました。RAM に関しては、おそらく今回のデバイスでも仮想 RAM 機能が利用できるものと思われます。
ちなみに、前世代 Nothing Phone (2a) Plus に搭載されている MediaTek Dimensity 7350 Pro は、Geekbench のスコアはシングルコアが1,150前後、マルチコアが2,500前後となっています。そのため、Snapdragon 7s Gen 3 になることでマルチコアのパフォーマンス向上が期待できます。
Nothing Phone (2a) Pro の話題では、最近公式がペリスコープ望遠カメラの存在について言及し、リアカメラ部分のデザインを公開しました。これにより、以前リークされていたスペックの信憑性が増しています。