Google は Chrome Enterprise においてビジネスを保護する主な方法として、5つの機能をブログで紹介しています。以下は、その内容を翻訳して簡単にまとめたものです。
企業向けに提供される Chrome Enterprise は、Chrome ブラウザと同じ機能を備え、追加で保護と制御の機能を利用することができます。これにより、企業は従業員に生産性を高めるツールを提供しながら、隠れたサイバーリスクから従業員を保護することができます。
セーフブラジングテクノロジー
1つ目の機能は、Chrome Enterprise では Google セーフブラウジングテクノロジーを使用して、フィッシング詐欺、マルウェア、その他の悪意のあるウェブサイトから従業員を保護することができます。
さらにセーフブラウジングの強化保護モードを有効にすることで、高度な AI と機械学習により、リアルタイムでの保護が適用されます。
データ損失防止機能
2つ目の機能は、従業員が誤ってデータを漏洩したり、故意に漏洩しようとした場合、Chrome Enterprise では機密性の高い会社のコンテンツに透かしを適用したり、サイトやアプリ内でのコピーアンドペースト機能を制限したりすることができます。
Chrome Enterprise のデータ損失防止(DLP)機能では、デバイスへのアクセス制御、印刷制限、ダウンロード制限、USB ストレージデバイスの制御、スクリーンキャプチャの制限、クラウド ストレージサービスの制御などがあります。
AI の制御
3つ目の機能は、Chrome Enterprise は企業のブラウザ内すべてに新しい AI 機能の制御が提供されており、企業は、従業員が業務中に使用できる AI サービスを制御できます。たとえば、特定の AI サービスへのアクセスを制限したり、AI が生成したコンテンツの利用を制限したりすることができます。
セキュリティプログラム
4つ目は、様々なセキュリティとウェブの専門家やコミュニティと連携しており、脆弱性報奨金プログラム、セキュリティ研究者との協力など、セキュリティのレベルアップを図り、業界全体で脆弱性の問題の発見と解消に取り組んでいるとしています。
ゼロトラストセキュリティ
最後に、Chrome Enterprise Premium を使用することで、ゼロトラストセキュリティに関する Google のベストプラクティスを適用することができます。
なお、ゼロトラストセキュリティは、「決して信頼せず、常に検証する」という原則に基づき、あらゆるユーザーとデバイスを潜在的な脅威とみなして、アクセスを許可する前に必ず認証と認可を行うセキュリティモデルです。
詳細はこちら : https://blog.google/products/chrome/chrome-enterprise-business-security/