Android 版 Chrome でのサードパーティの自動入力サービスのサポートは Chrome 135 に延期

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Google Pixel 8 Pro と Google Chrome のロゴ

2024年10月、Google は Android 版 Chrome におけるサードパーティの自動入力サービス(パスワードマネージャーなど)が、ウェブサイトのフォームをネイティブに自動入力できるようになるタイミングは Chrome 131 であると発表しました。

しかし、自動入力サービスの開発者からのフィードバックなどにより、当初のスケジュールを変更し、Chrome 135 からサードパーティの自動入力サービスを許可することを明らかにしました。

Google はデフォルトの自動入力サービスとして、Google パスワードマネージャーを提供していますが、これを Android のシステム設定からサードパーティのパスワードマネージャーに切り替えて使うこともできます。

ただ、Chrome ブラウザの自動入力では完全なサポートではなく「互換モード」で動作しているため、フォームを自動入力するときにいくつかの不具合が発生していました。そのため、今回のネイティブサポートによって、ユーザーは回避策や拡張機能に頼ることなく、好みのパスワード マネージャーや自動入力サービスを Chrome で直接使用できるようになります。

Chrome 135 のリリースは、以下のようなスケジュールとなっています。

  • 2025年3月5日: Chrome 135 ベータ版が利用可能
  • 2025年4月1日: Chrome 135 が安定版に
  • 2025年夏: Chrome で互換モードが利用できなくなります

著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Technical Writer

Professional ChromeOS Administrator 取得者。これまでに50台以上の Chromebook を試し、Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行う。プロフィールはこちら

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