Google Play プロテクトにいくつかの改善。危険なアプリの権限を自動的に取り消す、通話中スキャンをオフにできないなど

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Google は Play ストアと Android アプリを安全に保つために行った2024年の振り返りを投稿しており、Google Play プロテクトの新しい安全対策のいくつかの変更が紹介されています。

Google Play プロテクトは、ダウンロード元に関係なく、Google Play 開発者サービスを使用して Android デバイス上のすべてのアプリを自動的にスキャンし、マルウェアや悪意のあるソフトウェアに対して組み込みの保護機能を提供します。Google によれば、現在 Google Play プロテクトは毎日2,000億以上のアプリをスキャンしており、2024年はリアルタイムスキャンによって、Google Play 外からの1,30万以上の新しい悪意のあるアプリを特定したとしています。

今回の投稿では、Google Play プロテクトが詐欺や不正行為につながる有害なアプリからユーザーを保護するための新しい改善として、次のような機能が紹介されました。

  • Android 版 Chrome で Google Play プロテクトを再度有効にするためのリマインダー通知 : ウェブ閲覧中にユーザーの保護を強化するため、Chrome で Google Play プロテクトがオフになっている場合に再度有効にするためのリマインダー通知が表示されるようになりました。
  • ソーシャルエンジニアリング攻撃に対する追加の保護 : 通話中にユーザーを操作して、Play プロテクトを無効にして、インターネットにサイドロードされた悪意のあるアプリをダウンロードさせることを防ぐため、電話またはビデオ通話中に Play プロテクトアプリのスキャンをオフにできないようになります。これはサードパーティアプリも含み、デフォルトで有効です。
  • 潜在的に危険なアプリの権限を自動的に取り消す : Android 11 以降、ユーザーがしばらく使用していないアプリの権限を自動的にリセットしています。セキュリティをさらに強化するため、Play プロテクトが潜在的に危険なアプリと判断した場合、権限を自動的に取り消して、ストレージ、写真、カメラなどの機密データへのアクセスを制限するようになりました

また、先日から VPN アプリで提供されている Google Play ストアのバッジ機能についても再度紹介されています。

Google はユーザーや開発者からのフィードバックや状況に応じて、ツールやリソースを構築して Android と Google Play のエコシステムを保護し続けるとしています。今回の発表の詳細については、こちらをご覧ください。

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Product Marketing Manager

Professional ChromeOS Administrator 取得者。これまでに40台以上の Chromebook を試し、業務でも Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行う。本業はアクセス解析や広告運用、ときにPMM。プロフィールはこちら

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