Google は Play ストア内で要件を満たしている VPN アプリに「検証済み」のバッジを導入し、すでに展開していることを正式に発表しました。VPN バッジの発表はこれで3回目になります。
このバッジは2023年11月に、Google は Google Play ストアにおける新システムとして発表しています。バッジはアプリの概要に表示され、VPN アプリの場合は、モバイルアプリセキュリティ評価(MASA)で検証されており、最低限のグローバルセキュリティ基準を満たしていることを示すためのものです。
実際には、このバッジは2025年1月20日付けとなる Google Play システムアップデートの一環として展開されており、2025年1月22日の時点で該当する VPN アプリにすでに表示されています。
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バッジは、中央に星がついた盾形のアイコンとして表示され、アイコンの横には「独自のセキュリティ審査」というテキストが表示されます。検証済みアプリの場合、アプリの詳細ページにある [データセーフティ] の [セキュリティの方針] セクションにもバッジが表示されます。
Google によれば、このバッジの対象となる VPN アプリは、Google Play の次の要件を満たす必要があります。
- モバイルアプリケーションセキュリティ評価(MASA)レベル2の検証を完了する
- 組織開発者アカウントタイプを持っている
- Google Play アプリのターゲット API レベル要件を満たす
- 少なくとも10,000件のインストールと250件のレビューがあること
- Google Play に少なくとも 90 日間公開されていること
- 以下のオプションを選択して、データ セーフティ セクションの宣言を送信します。
- 「追加バッジ」の下にある独立したセキュリティレビュー
- 転送中の暗号化
- 「追加バッジ」の下にある独立したセキュリティレビュー
なお、このリストは網羅的なものではなく、バッジを表示するために使用されたすべての基準を完全に表すものではないことに注意してください。
現時点では、Play ストア内には数百の VPN アプリが存在していますが、このバッジを獲得しているアプリは記事執筆時点で25個程度しかありません。例えば、Google One VPN や Nord VPN、Aloha Browser などのアプリが含まれています。
安全なネットワークに接続するための VPN アプリを選ぶときの一つの指標になりますので、VPN アプリをインストールする前にはチェックすることをおすすめします。