Google が出願した新しい特許では、Pixel スマートフォンが画像を表示しながらバッテリーを節約する方法を示しています。この特許は今年 Google が申請していますが、技術的にはほとんどの最新の Android スマートフォンにも導入できる可能性があります。
この情報は MSPoweruser が米国特許商標庁(USPTO)で公開された特許から確認をしており、特許内の資料ではバッテリー寿命を節約する新しい技術の詳細が説明されています。
ディスプレイはバッテリーの消費を早める最大の原因の1つで、明るさが高いほどバッテリーを使用しようします。つまり、ディスプレイの明るさを制御すればバッテリーの消費を最適化できる可能性が高くなります。今回の特許によれば、Pixel スマートフォンが表示されている画像を｢認識｣する機能が搭載される可能性があります。
簡単に言えば、画面内に表示された画像を認識して関連する領域は明るく保たれ、関連性の低い領域の明るさを下げることができるようになります。光を発するために電力を必要とするため、すべての面を均一の明るさにするのではなく、明るさを必要としない(重要ではない)箇所の光を自動的に抑えることでバッテリー消費を抑えるといった技術のようです。
特殊なハードウェアなどは必要ないようなので、Android OS のアップデートによって Pixel スマートフォン以外のデバイスでも同様の技術を利用できるようになる可能性があります。とはいえ、この技術が実際にリリースされるかはまだわかりません。リリースされるとしたら、まずは Pixel スマートフォンに搭載されることになるはずです。
技術的な詳細については公開された特許の情報をご覧ください。
