Samsung が来年発表を計画しているフラッグシップスマートフォン Galaxy S25 シリーズにおいて、これまで採用されるチップセットに関する情報はいくつか出ていますが、新たな情報によれば最終的に Galaxy S25 シリーズでは全機種で Snapdragon 8 Gen 4 のみを搭載する可能性が報告されました。
今までの噂を遡ると、Exynos 2500 だけを搭載する可能性、Snapdragon 8 Gen 4 と Exynos 2500 が地域によって異なる可能性、Snapdragon 8 Gen 4 のみになる可能性、MediaTek Dimensity を採用する可能性といったパターンがありましたが、最新の情報では Snapdragon 8 Gen 4 のみを搭載する可能性があるようです。
この報告は韓国メディア(via Android Authority)によるもので、Galaxy S25、Galaxy S25+、Galaxy S25 Ultra の3つのモデルすべてが Snapdragon 8 Gen 4 のみを採用することになると伝えています。Snapdragon 8 Gen 4 のみにする理由として、以前報告されていたように Samsung は Exynos 2500 の歩留まりの問題と性能の向上に注力しているためと考えられるようです。
もしこれが事実であれば、Galaxy S23 シリーズや S6 シリーズを除き Snapdragon と Exynos の両方を採用してきたため、大きな変更になります。
一方、Snapdragon 8 Gen 4 for Galaxy チップが開発されていますが、Galaxy S25 と Galaxy S25+ には通常の Snapdragon 8 Gen 4 が搭載され、Galaxy S25 Ultra のみに for Galaxy チップが搭載される可能性があることも伝えています。これも事実であれば、今まで Galaxy S シリーズで共通していたチップセットにも差別化されることになります。
なお、Samsung は Exynos 2500 を来年後半に発売予定である Galaxy Z Flip 7 および Galaxy Z Fold 7 に採用することを検討しているとも伝えています。とは言え、これについては今年の Galaxy Z Flip 6 に Exynos 2400 が搭載されるという噂があったものの最終的に Snapdragon になっているので、折りたたみ式で Exynos が搭載される可能性はそこまで高くないと思われます。
いずれにしても Samsung は Galaxy S25 シリーズでも引き続き Qualcomm のハイエンドチップ Snapdragon 8 Gen 4 を採用することはほぼ確実で、次世代は Exynos モデルがリリースされない可能性が高まっています。