ここ数年間は Nokia ブランドスマートフォンの製造を担っていた HMD から、独自ブランドの新しいスマートフォンとなる HMD Skyline が正式に発表されました。
以前からリークがあったように、Nokia の Lumia Fabula デザインからインスピレーションを得たデザインを採用しており、これまでの HMD スマートフォンのなかでも高いパフォーマンスを持つ Android スマートフォンです。また、本体を修理しやすい設計にしていることでユーザーが10分以内に修理を完了できるという特長も備えています。
HMD Skyline のスペックは次のとおりです。
スペック
OS | Android 14 |
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ディスプレイ | 6.55インチ pOLED 2400×1080 144Hz 1000nits (ピーク) Corning Gorilla Glass 3 |
CPU | Snapdragon 7s Gen 2 |
RAM | 8GB 12GB |
内部ストレージ | 128GB 256GB |
外部ストレージ | microSD (最大512GB) |
リアカメラ | 108MP メイン(Hybrid OIS+EIS, 50mm) 13MP 超広角 50MP 望遠(4倍ズーム) AI Capture Fusion technology |
フロントカメラ | 50MP (AF, アイトラッキング) |
ネットワーク | 5G/4G-LTE Wi-Fi 6E Bluetooth 5.2 w/ LE Audio NFC |
ポート | USB-C |
バッテリー | 4,600mAh 33W 有線急速充電 15W ワイヤレス充電 5W リバースワイヤレス充電 |
その他 | 側面指紋センサ 顔認証 側面カスタムボタン IP54 防水 aptX Adaptive Audio OZO Audio |
サイズ | 159.84mm |
新しい HMD Skyline は 144Hz リフレッシュレートを備える6.5インチ 2400×1080 pOLED ディスプレイ、Snapdragon 7s Gen 2、8GB または 12GB RAM、128GB または 256GB のストレージを搭載し、microSDカードスロットを備えたミッドレンジスマートフォンです。
リアカメラは 108MP Hybrid OIS+EIS メインカメラ、13MP 超広角カメラ、最大4倍ズーム可能な 50MP 望遠カメラのトリプル仕様となっていて、フロントカメラは 50MP アイトラッキング対応のオートフォーカスを搭載しています。また、HMD の AI Capture Fusion テクノロジーも搭載されています。
バッテリーは 33W 急速充電と15W ワイヤレス充電、5W リーバスワイヤレス充電に対応した4,600mAh、Wi-Fi 6E / Bluetooth 5.2 with LE Audio をサポート、側面指紋センサと顔認証ロック解除にも対応しています。なお、ワイヤレス充電は Qi2 規格を採用しています。
この他にはカスタム可能なサイドボタンや IP54 防水、Android 14 で動作し、OS のアップグレードは2回(Android 16まで)、セキュリティアップデートは3年間が保証されています。また、このモデルは一部の市場で iFixit を通じたユーザー修理が利用可能で、背面カバーを外してネジを外せばディスプレイも簡単に交換できるような設計になっています。
HMD Skyline の価格は499ユーロ、499ドル、399ポンドで発売されます(日本円に換算すると8万円前後)。iFixit を通じて修理パーツを購入する場合には、ディスプレイが95ドル、バッテリーカバーが30ドル、バッテリーは25ドル、充電ポートは20ドルとなっていて、最初の購入時には iFixit の修理キットを5ドルで購入する必要があります。
かなりバランスの良いスマートフォンだと思いますが、日本ではリリースされる見込みはない(HMDもiFixitも)ため、興味のある方は製品をチェックしてみてください。記事執筆時点では Etoren や Clove に掲載はありませんでした。