Google が学生向けの Gemini を発表。Education アカウントにも AI ツールを多数追加

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Google は教育向けの ISTE 2024 カンファレンスで、最新の Chrome 機能と学校向けの Gemini 機能の提供を発表しました。これにより教育現場での Gemini 導入と、Chromebook と Google Workspace for Education に AI を活用した新しいツールが追加されます。

Google によれば、今後数ヶ月以内に世界100カ国以上の10代の学生に Gemini (gemini.google.com) を無料で提供する予定です。また、教室内外で AI をすべての人に役立つものとする取り組みとして、Gemini や その他の AI 搭載ツールを使用して Google Workspace for Education と Chromebook 全体で学習体験をパーソナライズして強化するとしています。

学生向けの Gemini は、追加のデータ保護機能付きの学校発行のアカウントでアクセスできるようになり、無料で英語で Gemini とチャットできるようになります。学校側は管理コンソールでオン・オフの切り替えや、ウェブアプリのインストールなどを行うことができます。

この他には LearnLM を搭載した Gemini のカスタムバージョンである Learning Coach によって、クイズやゲームなどのアクティビティとともに段階的な学習を提供したり、OpenStaxData Commons の 拡張機能により、学生は信頼できる情報源からの情報を使って学習できるようになります。

教育者向けでは Google Classroom で Gemini が導入(これはすでに試験運用中)されたり、AI によるサポートが追加された英語のリーディングスキルを学ぶことができる Google Read Along なども導入しています。今後提供される機能では、教師が生徒のニーズに合わせてパーソナライズされたストリーを作成できるようになります。

また、先日発表された Google Workspace の動画作成アプリの Google Vids が、今年後半には Google Workspace for Education Plus の学生と教育者向けに、生成AIのないバージョンがリリースされる予定です。生成 AI が必要な場合には Gemini for Google Workspace アドオンで利用できるようになります。

この他には ChromeOS 125統合されたいくつかの新機能(Google Todo リストとカレンダーウィジェットの統合、アプリハブ)、eSignature による電子署名の収集、Classroom にダークテーマの導入などがあり、今後数週間以内にさらに米国向けのいくつかの機能が展開されます。

詳細については Google 公式ブログ(The Keyword)をご覧ください。

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Product Marketing Manager

Professional ChromeOS Administrator 取得者。これまでに40台以上の Chromebook を試し、業務でも Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行う。本業はアクセス解析や広告運用、ときにPMM。プロフィールはこちら

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