Xiaomi は予告どおりにフラッグシップスマートフォン「Xiaomi 14」および「Xiaomi 14 Pro」を中国市場向けに正式発表しました。
事前に伝えられていたように、「Xiaomi 14」シリーズには先日Qualcommが発表したばかりとなる最新のフラッグシップチップセット Snapdragon 8 Gen 3 を搭載し、さらにこれまでのXiaomi MIUIを置き換える新しいOS(実際にはUI)の Xiaomi HyperOS を初めて採用しました。
「Xiaomi 14」には6.36インチ(2,670×1,200) OLEDディスプレイ、「Xiaomi 14 Pro」には6.73インチ(3,200×1,440) LPTO OLEDディスプレイが搭載され、どちらも最大3,000nitsという明るさを備えています。最大120Hzリフレッシュレートに対応しますが、「Xiaomi 14 Pro」は1〜120Hzの可変リフレッシュレートとなっています。
チップセットはどちらも Snapdragon 8 Gen 3 を搭載し、「Xiaomi 14」は8GB/12GB/16GBRAM、「Xiaomi 14 Pro」は12GB/16GBRAMの2択です。ストレージはどちらも最大1TB UFS4.0高速ストレージとなっています。Snapdragon 8 Gen 3 となったことで、前世代よりもCPU性能が32%向上、GPU性能が34%向上、AI処理能力が約2倍、消費電力は3〜40%程度抑えることができており、非常に完成度の高いデバイスになっています。
また、今回の「Xiaomi 14」シリーズのポイントの一つは間違いくカメラで、どちらもLeicaの技術を搭載新世代 Summilux レンズを採用したトリプルカメラ構成となっています。
「Xiaomi 14」にはLightHunter 900 イメージセンサー 50MP(f/1.6, 23mm, 2.4μm, OIS)メインカメラ、50MP(f/2.0, 75mm, OIS)望遠カメラ、50MP(f/2.2, 14mm, 115°, EIS)超広角カメラが搭載されます。「Xiaomi 14 Pro」にはLight Hunter 900 イメージセンサー 50MP(f/1.42~f/4.0 可変絞り, 23mm、2.4μm, OIS)、50MP(f/2.0, 75mm, OIS)望遠カメラ、50MP(f/2.2, 14mm, 115°, EIS)超広角カメラが搭載されます。「Xiaomi 14 Pro」は可変絞りが搭載されている点が違いとなります。
バッテリーは「Xiaomi 14」が4,610mAhに90W有線充電、「Xiaomi 14 Pro」は4,880mAhに120W有線充電と50Wワイヤレス充電が搭載されています。この他の点では、フロントカメラが32MPであることやWi-Fi 7/ Bluetooth 5.4 サポート、Hi-Res & Hi-Res Audio Wireless をサポート、NFC搭載などは共通しています。
最後に価格について、中国市場におけるそれぞれの構成と価格は次のようになっています。
- Xiaomi 14
- 8GBRAM/256GB : 3,999元(約8.2万円)
- 12GBRAM/256GB : 4,299元(約8.8万円)
- 16GBRAM/512GB : 4,599元(約9.5万円)
- 16GBRAM/1TB : 4,999元(約10.3万円)
- Xiaomi 14 Pro
- 12GBRAM/256GB : 4,999元(約10.3万円)
- 16GBRAM/512GB : 5,499元(約11.3万円)
- 16GBRAM/1TB : 5,999元(約12.3万円)
現時点ではグローバル展開の正式発表の日程などはわかりませんが、HyperOSの告知の際に2024年初めにリリースされる可能性を含んで公表されていたため、少なくとも年明けにリリースが期待できます。これまでの傾向から日本でもリリースされる可能性は高いと思います。