Googleは、今年の2月に年内にはAndroidにeSIMの転送機能を導入することを発表しています。このツールを利用すれば、eSIMであってもモバイルネットワークのプランを新しいデバイスに素早く、安全に移行できるようになります。
現在はまだ開発中の機能となりますが、@AssembleDebug によってこのツールがどのように機能するかがわかるスクリーンショットを共有しました。
このツールはとてもシンプルで、ユーザーが新しいデバイスに表示されているQRコードを古いデバイスでスキャンすればeSIMの転送が開始できるようです。新しいデバイスに移行したらプロセスを完了させる必要がありますが、基本的にはQRコードを読み取って進めるだけで良いため、かなり簡単に移行ができるようになります。
これが実装されれば、eSIMを新しいデバイスでセットアップするときの手間がかなり省かれることになり、新しいデバイスで再アクティベーションする時間も短くなることが期待できます。顔写真を取ったり、証明書の写真を撮影したりという手間は毎回面倒ですよね。
ただし、Googleはドイツの事業者がeSIM転送機能を利用する最初のネットワークになることを伝えていることから、Androidに搭載されても転送機能を利用させるかはキャリアの選択によるようです。日本でも利用可能になることを期待していますが、どうなることやら。
このeSIM転送ツールのリリースのタイミングはまだわかりませんが、Android 14でロールアウトされる可能性が高いと思われます。
Source X(Twitter) via Android Authoriy