Qualcommが公式プレスリリースにて、新しいミッドレンジチップセットとなる「Snapdragon 6 Gen 1」および「Snapdragon 4 Gen 1」を発表しました。これら2つのチップセットは、効率的かつ優れた機能を手頃な価格帯のAndroidスマートフォンに提供できるとしています。
まず「Snapdragon 6 Gen 1」は、ミッドレンジスマートフォン向けに設計された4nmプロセスを採用したチップセットです。プレスリリースでは「持続的なパワーとパフォーマンス」と表現されていますが、ポイントとなるのはカメラ機能で、最大108MPのカメラをサポート、スタッガード HDR イメージ センサのサポート、4K動画撮影のサポート、Wi-Fi 6Eのサポートも追加されています。性能面では、Qualcommは前世代よりも全体的なパフォーマンスが40%向上、グラフィックスが35%強化されるとしています。
Snapdragon 6 Gen 1 は、2023年第1四半期にリリースされる新しいデバイスに搭載される予定であり、モトローラがこのチップを搭載していることが明らかにされています。
続いて「Snapdragon 4 Gen 1」ですが、さらに手頃な価格帯のスマートフォン向けに設計された6nmのチップセットとなります。
公式によると、数日間のバッテリー持続時間や前世代よりも15%のパフォーマンス向上、10%のGPU性能向上と伝えており、6 Gen 1と同じく108MPのカメラをサポートしますが、4K撮影には対応していません。4 Gen 1は、2022年第3四半期にリリースされるiQOO Z 6 Lite に搭載されてデビューすることが明らかにされています。
どちらも搭載されたデバイスがすぐ出てくるわけではありませんでしたが、ミッドレンジだとTensorもなかなか良い仕事をしていますので、それに対抗するチップセットとして期待したいところです。