MWC 2022にて、Lenovoがインテル第12世代チップセットやQualcommのSnapdragon 7c Gen 2などを搭載するChromebookを3機種リリースしました。
これまでに販売されていたLenovoのChromebookのアップグレードと呼べるこれら3機種は、価格もさることながらスペックを見た限りではかなりバランスが取れていて、期待できるものとなります。
Lenovo IdeaPad Duet 3 Chromebook
国内でもお馴染みタブレットデバイス「Lenovo IdeaPad Duet Chrombook」の後継、というよりもアップグレードされたモデルなのが「Lenovo IdeaPad Duet 3 Chromebook」です。
ディスプレイ | 11インチ 2K タッチスクリーン |
CPU | Snapdragon 7c Gen 2 |
RAM | 4GB 8GB |
内部ストレージ | 64GB 128GB 256GB |
ポート | USB-C x2 |
カメラ | リア : 8MP フロント : 5MP |
ネットワーク | Wi-Fi 5 Bluetooth 5.1 |
バッテリー | 最大12時間 |
その他 | USIペンサポート |
サイズ | 258.04 x 164.55 x 7.90 mm |
重さ | 516.5g |
これも着脱式キーボードとキックスタンド付きカバーを備え、カバーには「Duet 5 Chromebook」のようにスタイラスペンを収納しておく箇所があります。
またキーボードの耐久性を高めたことと、マグネットが搭載されたのでもともとの「Duet Chromebook」とは違い閉じたときにしっかりと固定されるようになったようです。
性能や見た目から、どちらかと言えば同じタブレットデバイスでも「HP Chromebook x2 11」に近い感じとなったモデルです。
海外では価格は約400ドルで販売され、5月に発売予定となっています。
Lenovo Flex 5i Chromebook
これまでのモデルは13.3インチでしたが、こちらは14インチになった「Lenovo Flex 5i Chromebook」です。
コンバーチブルタイプでUSIペンもサポートしている点はこれまでと代わりませんが、ディスプレイのインチアップだけでなく、アスペクト比が16:10になったことが大きな変更点です。
ディスプレイ | 14インチ フルHD(16:10) ・400nits/100%sRGB ・300nits/45%NTSC タッチスクリーン |
CPU | Pentium 8505 Core i3-1215U Core i5-1235U |
RAM | 4GB 8GB |
内部ストレージ | 64GB~128GB eMMC 256GB~512GB SSD |
外部ストレージ | microSD |
ポート | USB-C x2 USB-A x1 HDMI 3.5mm jack |
カメラ | 1080p |
ネットワーク | Wi-Fi 6E Bluetooth 5.0 |
バッテリー | 最大10時間 |
その他 | USIペンサポート バックライトキーボード |
サイズ | 315.5 x 229 x 19.7 mm |
重さ | 1.67kg |
ディスプレイは14インチの16:10、フルHDは共通していますが、400nitsと100%sRGBをサポートしたモデルと300nits/45%NTSCをサポートしたモデルが存在します。
性能面ではインテル第12世代のPentiumとCore i3、i5を採用し、最大8GBRAM、最大512GB SSDを搭載するためハイエンドなモデルです。
1.67kgとやや重たい点はネックですが、作業領域も広がったことで据え置きとしても使いやすくなっています。
価格は約500ドルから、海外では6月に発売予定となっています。
Lenovo IdeaPad Flex 3i Chromebook
最後に15.6インチモデルとなる「Lenovo IdeaPad Flex 3i Chromebook」で、テンキーを搭載していますが珍しくタッチスクリーンに対応したコンバーチブルタイプとなります。
ディスプレイ | 15.6インチ フルHD IPS タッチスクリーン |
CPU | Pentium N6000 Celeron N4500 |
RAM | 4GB 8GB |
内部ストレージ | 32GB 64GB 128GB |
外部ストレージ | microSD |
ポート | USB-C x1 USB-A x2 HDMI 3.5mm jack |
カメラ | 720p |
ネットワーク | Wi-Fi 6 Bluetooth 5.1 |
バッテリー | 最大10時間 |
その他 | – |
サイズ | 362.02 x 248.00 x 18.94 mm |
重さ | 1.91kg |
性能面ではスタンダードなChromebookと言えますが、サイズが大きいため重さも1.91kgとなかなかのモデルです。
また注意したいのはUSB-Aポートが2つとHDMIポートがありますが、USB-Cポートは左側面の1つしかないことで、タッチ操作に対応するもののUSIペンには非対応という点です。
ただ、テンキー搭載でコンバーチブルタイプのChromebookはプレミアムな価格帯の一部のモデルしかありませんので、貴重な選択肢ではあります。
価格は約400ドルから、こちらは5月から海外で発売予定となっています。
以上が今回、MWC 2022にて発表されたLenovoのChromebookとなりますが、現時点ではいずれのモデルも日本でのリリースについては不明です。
ただこれまでの傾向から、おそらくタブレットの「Lenovo IdeaPad Duet 3 Chromebook」が登場した後に、しれっと他の2モデルが出ている…という展開になるかと思われます。
Source : Lenovo 公式サイト