MWC 2022にて、TCLが手頃な価格の新しいAndroidタブレットとなる「TCL TAB 10 HD (FHD ) 4G」、「TCL TAB 10s 5G」、「TCL NXTPAPER MAX 10」の3機種を発表しました。
名前からも察するとおり「TAB10」は4Gをサポート、「Tab 10s」はTCL初となる5Gをサポートしたタブレットとなります。
「TCL TAB 10 HD 4G」は、10.1インチの1280×800 IPSディスプレイ、MediaTekのチップセットと最大3GBRAM/32GBストレージを搭載するエントリークラスのタブレットです。
Bluetooth 5、Wi-Fi 5 ac、USB-Cポートと3.5mmジャック、5,500mAhバッテリー、リア・フロントとも5MPカメラを搭載とエントリークラスですが、4Gをサポートしているため持ち運びするタブレットとしては及第点となります。
またディスプレイはHDだけでなくフルHDモデルも存在しますが、スペックに大きな違いはないようです。
ただし、3GBRAMモデルはAndroid 11で動作しますが、2GBRAMモデルだとAndroid 11 Go Editionとなっている点が異なります。
HDモデルはヨーロッパで180ユーロで販売を開始しており、フルHDモデルは3月下旬からアジア圏で200ユーロから販売される予定となっています。
続いて「TCL TAB 10s 5G」は、TCLから初の5GサポートとなったAndroidタブレットで、10.1インチにフルHDディスプレイ、MediaTekのチップセットと4GBRAM/64GBストレージを搭載しています。
こちらはバッテリー容量が8,000mAhとなっていて、Wi-Fi 5 acとBluetooth 5.1、リア8MP・フロント5MPのカメラなどを備えています。
発売時期は第2四半期に350ユーロで販売される予定で、発売地域については特に指定はありませんでした。
最後に「TCL NXTPAPER MAX 10」は、ブルーライト低減とアンチグレアのような加工がされた”紙のような”質感のNXTPAPER LCDディスプレイ技術を採用した10.36インチのタブレットで、こちらもWi-Fiのみと4G-LTE対応のセルラーモデルが存在しています。
子ども向けの機能やペン対応、8,000mAhのバッテリーを備えており、Android 11で動作することがわかっています。
こちらも第2四半期なかばに約270ユーロで発売予定となっていて、アジア圏で販売されるとしています。
TCLはタブレット以外にもスマートフォン「TCL 30」シリーズやWi-Fiルーターの新機種などをリリースしています。