Chromebookを使っていると不便に感じる点のひとつに、ドッキングモードにして天板を閉じた状態では、Bluetoothキーボードやマウスからだとスリープモードが解除できないというものがあります。
これは天板が閉じているときに勝手に起動してしまうことを防ぐためですが、この状態からスリープを解除するためには、一度天板を開く(あるいは開いて電源を押す)必要があり結構不便です。
しかしChrome Unboxedが得た情報によると、Googleは天板を閉じていてもスリープを解除できるようにする機能を開発していることがわかりました。
この機能は「Dark Resume」と呼ばれています。
power: Handle input device wakeup as dark resume if lid is closed
Currently, a power button press is ignored when the lid is closed because the EC ignores it. This prevents a device in docked mode (a.k.a. presentation mode) from using the power button in any way (to wake up the device or to shut down the device).
This behavior is for preventing the EC from waking up a system when the lid is closed.
This patch makes powerd handle an input device wakeup as a dark-resume if the display mode is ‘CLOSED’. This allows the EC not to block a power button press even when the lid is closed. Hence, the power button can be used in a docked mode.
Chromium Gerrit
おそらく外部入力デバイスの操作をした場合や接続しているディスプレイの電源を入れた場合にスリープを解除することができるようになると思います。
注意したいのは、電源がオフになっているデバイスをオンにする機能については言及されていないため、あくまでスリープを解除できる可能性があるというところです。
私個人で言えば、Chromebookで電源をオフにすることは稀なので電源オンオフができなくても大きな問題はなく、とにかくドッキングモード中のスリープ解除が簡単にできるようになれば最高です。
ただ、この開発がスムーズにいっていない様子があるようなので、試すにはまだ時間がかかりそうですが、早く登場してくれることを期待しています。
Source: Chrome Unboxed