Xiaomiは、Qualcommの最新モバイル向けチップセットSnapdragon 888を搭載する世界初のAndroidスマートフォン、「Xiaomi Mi 11」を中国で正式に発表しました。
スペックが強力にも関わらず、価格は3,999元(約612ドル/約64,000円)からという非常にお手頃価格で販売されます。
なお2020年2月にリリースされた「Xiaomi Mi 10」の後継機となりますので、非常に早いサイクルで新モデルを投入しています。
Xiaomi Mi 11 のスペック
OS | Android 11 MIUI 12 |
ディスプレイ | 6.81インチ AMOLED 3200×1440 120Hzリフレッシュレート P3色域100%・HDR10+ |
CPU | Snapdragon 888 |
RAM | 8GB / 12GB LPDDR5 |
内部ストレージ | 128GB / 256GB UFS 3.1 |
リアカメラ | 108MPメイン 13MP(超広角) 5MP(望遠マクロ) |
フロントカメラ | 20MP |
ポート | USB-C |
ネットワーク | 4G/5G サポート Wi-Fi 6 Bluetooth 5.2 |
バッテリー | 4,600mAh 55W急速充電 50Wワイヤレス充電 10W逆ワイヤレス充電 |
その他 | 指紋センサ Dual SIM NFC |
サイズ | 164.3×74.6×8.56mm |
重さ | 196g |
「Xiaomi Mi 11」には、6.81インチのパンチホールを採用した3200×1440の高解像度AMOLEDディスプレイで、120Hzリフレッシュレートや480Hzタッチサンプリングレート、1500nitsの明るさ、10bitカラー、HDR10+などをサポート、さらに画面下に心拍検出も可能な指紋センサが内蔵されています。
CPUにはSnapdragon 888、RAMはLPDDR5の8GBもしくは12GBが搭載され、ストレージもUFS 3.1をサポートしたものが搭載されます。
なお事前にリークされているAntutuのベンチマークでは、74万点以上のスコアが出ていることが報告されているため、ハイエンドでも最上位クラスです。
リアカメラには108MPの高解像度メインセンサ、13MPの超広角、5MPの望遠・マクロが搭載されたトリプル仕様となっていて、フロントカメラも20MPを搭載します。
最近の傾向を見ているとクアッド仕様にしてくると思いましたが、数が多ければ良いわけでもありませんし、デザイン的にもシンプルになっているためコレは悪くない選択のように思います。
スペックを見た限りでは非常にバランスの取れたモデルだと思いますが、バッテリー容量が4,600mAhとXiaomiにしては大人しい容量になっています。
しかし充電方式には、55W高速有線充電と50Wの急速ワイヤレス充電、10Wの逆ワイヤレス充電を備えるなど、充電対策はしっかりとしています。
なおXiaomi公式サイトによれば、「Mi 11」に搭載されたワイヤレス充電技術は完全に充電されるまで45分であると伝えています。
「Xiaomi Mi 11」の対応バンドについては以下のとおりです。
5G | n1 / n3 / n28a / n41 / n77 / n78 / n79 |
4G-LTE | B1 / B2 / B3 / B4 / B5 / B7 / B8 / B12 / B17 / B18 / B19 / B20 / B26 / B28A / B34 / B38 / B39 / B40 / B41 / B42 |
3G-WCDMA | B1 / B2 / B4 / B5 / B6 / B8 / B19 |
CDMA-EVDO | BC0 |
現状では中国市場向けモデルのみの発表で、グローバル展開についてはとくに言及されていないようですが、対応バンドとしては、日本国内4キャリアでも運用は可能となっています。
中国では2021年1月1日から販売となっていて、価格は8GBRAM/128GBストレージのベースモデルが3,999元(約64,000円)、8GBRAM/256GBストレージモデルが4,299元(約69,000円)、12GBRAM/256GBストレージの最上位モデルが4,699元(約75,000円)となっています。
詳しくはXiaomiの公式サイト(中国語)の「Xiaomi Mi 11」の商品ページを御覧ください。