現在、インテルCPUの第11世代Tiger Lakeを搭載するChromebookが複数開発されているのはご存知の方も多いと思います。
第10世代CPUでさえ、Chromebookにとっては大きな飛躍となったわけですが、第11世代はグラフィックス性能を中心にさらなる改善が期待されます。
そして今回、さらに次世代となる第12世代のAlder Lakeを搭載したChromebook「Brya」が開発されていることが明らかとなりました。
Alder Lake自体は2021年後半に登場すると言われ、まだ第11世代CPU搭載Chromebookも登場していない最中で開発が始まっているわけですが、Chromebookの開発サイクルを考えると、おそらく2022年にAlder Lake搭載モデルの投入される可能性があります。
開発が始まった「Brya」を見てみると、コミットではノートPC向けとされる”Alder Lake-P”であることがわかります。
これ以外のコミットをわかる範囲で掘り下げてみましたが、現状ではとくに目立った情報はありませんでしたので、引き続き情報は追っていこうと思います。
過去のリークなどから今後のChromebookの展開についてお伝えしておくと、ThunderboltやUSB 4を搭載し、外部GPUへのアクセスなども可能になるかもしれませんので、2021年以降はまた違った躍進を遂げることになりそうです。
それよりまず、Tiger Lake世代搭載Chromebookをリリースしてもらわないと困りますが…。
参考までに「Alder Lake-P」についてのスペックをNOTEBOOKCHECKから引用しておきます。
Feature | Alder Lake-P |
Cores/Threads | 6/12 Golden Cove + 8/8 Gracemont |
Process | CPU – 10 nm; PCH (In-package) – 14 nm |
LLC Cache | 24 MB |
Packaging (mm x mm) | CPU + PCH – 50 x 25 |
GPU | Xe 96 EUs |
GPU Features | 4x Display-out; DisplayPort 1.4b; AV1 accelerated encode; GNA 3.0 |
Memory Support | DDR4-3200 64 GB; DDR5-4400 64 GB |
Connectivity | 4x Thunderbolt 4 + 1x Maple Ridge; Wi-Fi 6E 802.11axR2 |
PCIe Lanes | CPU – 16 – Gen5 x8 + 2x Gen4 x4; PCH – 12 – Gen3 x12 |
Security Features | TME; ROP attack prevention; Hypervisor-manager Linear Address Translation (HLAT); Multi-key TME (MK-TME) |
Source: Chrome Unboxed