これまでたびたびウワサの出ていたLenovoのエンタープライズ向けChromebookですが、ついに「ThinkPad C13 Yoga Chromebook」として海外で発表しましたです。
初期の投稿時点では、正式にアナウンスされる前でしたので情報の抜けがありましたが、2020/10/13(0:20)時点に情報が公開されたため、加筆修正をしています。
今回発表された「Lenovo ThinkPad C13 Yoga Chromebook」には、これまでのリークどおりAMDのRyzenを採用し、赤い”トラックポイント”も搭載されています。
まだスペックの詳細や選択できる構成については明らかになっていませんが、主要スペックが発表されましたのでまとめていきます。
2020/12/15 追記
2020/12/15、レノボ・ジャパンが日本でも「Lenovo C13 Yoga Chromebook」を発表しています。
スペック
OS | Chrome OS (Enterprise Upgrade) |
ディスプレイ | 13.3インチ / フルHD Touch or 4K OLED Touch(400nit, DCI-P3 100%) |
CPU | Ryzen 7 3700C (Ryzen 5 3500C) |
RAM | 最大16GBRAM |
内部ストレージ | 最大256GB eMMC or PCIe TLC SSD |
外部ストレージ | microSD |
ポート | USB-C x2 USB-A x2 HDMI x1 |
ネットワーク | Wi-Fi 6 Bluetooth 5.0 |
カメラ | Webカメラ(720p, カバー付き) 5MPキーボード側カメラ |
バッテリー | 最長10時間 |
その他 | 指紋センサ トラックポイント 防滴バックライトキーボード MILスペック |
サイズ | 307.56×212.1×15.5mm |
重さ | 1.5kg |
価格 | 579ドルから |
現時点で確認できているスペックは以上のようになりますが、基本的には13.3インチのAMD Ryzenを搭載するChromebookであることは間違いありません。
ディスプレイは、フルHDタッチ対応もしくは4Kタッチ対応モデルを選択可能となっていて、どちらもスタイラスペン(オプション)を利用することが可能です。
ただ、このペンについてはとくに言及されていませんが、おそらくUSIスタイラスペンのことを指していると思われます。
ThinkPadシリーズではおなじみのトラックポイントとキーボードもそれらしいデザインになっているのが特徴です。
またクリックボタンがトラックパッドの上にあるのもThinkpadらしいデザインで、その隣には指紋センサが置かれています。
ポート類は充実しており、2つのUSB-A(3.2)と2つのUSB-C(3.2)だけでなくHDMIも備わっています。
またこのHDMIは、60fpsで4K出力が可能となっているため、エンタープライズとしては申し分のないモデルと言って良さそうです。
この他には、Wi-Fi 6やBluetooth 5.0、カバー機能付きの720p Webカメラとキーボード側にも5MPのセカンダリカメラが搭載されています。
一方で、Lenovoのモデルらしく15.5mmとやや厚みのあるデザインに、1.5kgと13.3インチにしては少し重めとなっている点が好みの分かれるポイントかもしれません。
後の正式発表にてMILスペックに準拠した堅牢性を確保していることがわかりましたので、この重さも仕方ないと言ったところです。
価格は579ドルから販売される予定となっていて、発売時期などは明確にされていませんが、”まもなく”注文できるということなので、近いうちに公式サイトなどから販売が開始していくと思われます。
ただ思っているよりエンタープライズ色が強いモデルですので、個人向けにも登場することを期待していましたがちょっとわからないですね…。
ただ「C630 Chromebook」のように、いつの間にかコンシューマー向けも出ている(そして消えていく)可能性もありますので、しばらくは様子見となりそうです。