今年に入ってから、インテルのProject Athenaに沿った最新のChromebookがいくつか登場していますが、今回は第10世代のさらに次、Ice Lakeプロセッサの後継となるTiger Lakeプロセッサを搭載した新しいChromebook「Deltaur」が開発されているようです。
Tiger Lakeを搭載するChromebook自体は、昨年の夏以降にいくつか登場しており、「Volteer」はじめ「Ripto」と呼ばれるモデルも開発されていることがわかっています。
参考元によると、今回登場している「Deltaur」は開発が始まったばかりで、「Volteer」をベースにしているものの、新しいChromebookのベースとなる開発元デバイスになると伝えています。
と言うのも、この分岐の仕方はエンタープライズ向けである可能性があり、過去にDELLのLatitude Chromebookが開発される際、「Nami」をベースにして開発されていながら、「Sarien」という別の名前でベースボードとしても開発されていることを指摘しています。
そして面白いことに、「Sarien」をはじめTiger Lake世代のプロセッサを搭載している「Volteer」と「Ripto」、そしての「Deltaur」の名前はPCゲームの”Space Quest”に由来しているようです。
もしそうなら、名前の繋がりから「Deltaur」がDELLの新しいエンタープライズ向けモデルであるという可能性もありそうですが、現時点では確定的な情報はありません。
ちなみに少しコミットを掘り下げてみたら、PCIeに関するものやコンパル(Compal Electronics)の関係者のメールアドレスが確認できました。
コンパルは、DELLや東芝、エイサーなどのメーカーのOEM/ODM生産を受託しているメーカーのようですので、これだけで絞り込めたわけではありませんが、「Sarien」の開発時にも関係していたようなので、もしかするともしかするかも。
いずれにしても、かなり面白い展開になることは間違いなさそうですね。
これからまた新しい情報が続々と出てくると思いますので、乞うご期待。
参考元 NEW 10NM TIGER LAKE CHROMEBOOK ‘DELTAUR’ BEGINS DEVELOPMENT