これは朗報と言うべきか、Chromebookでは数少ないテンキー搭載モデルのうち、Acerの「Chromebook CB315」と「Chromebook CB715」の2機種が、日本国内でも法人・文教向けに1月23日より販売開始との発表がありました。
で、お気づきの方もいると思いますが、実はすでに「Acer Chromebook CB715」はAmazonでもしれっと限定モデルとして販売されていました。
また、今回改めて発表された「Chromebook CB715」には、海外発表時に話題になった指紋センサは搭載されていないようで、「315」はもともと搭載されていませんので、とにかく日本国内版では指紋センサ搭載モデルではないということだけご注意ください。
すでにスペックは過去にまとめていますが、改めて紹介しておきます。
CB315 / CB715 のスペック
Acer Chromebook 315 (CB315-3HーF14N/E) | Acer Chromebook 715 (CB715-1WA38P/E) | |
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ディスプレイ | 15.6インチ IPS 1,366 × 768 アンチグレア | 15.6インチ IPS 1,920 × 1,080 アンチグレア |
CPU | Celeron N4000 | Core i3-8130U |
RAM | 4GB | 8GB |
内部ストレージ | 32GB eMMC | 64GB eMMC |
外部ストレージ | microSD | microSD |
ポート | USB-C(3.1) ×2 USB-A(3.0) ×2 イヤホンジャック | USB-C(3.1) ×2 USB-A(3.0) ×1 イヤホンジャック |
バッテリー | 最大12.5時間 | 最大12時間 |
その他 | テンキーあり 英語配列 | テンキーあり 英語配列 MIL-STD 810G準拠 |
サイズ | 336.35×250.5×30mm | 366.35×248.6×17.9mm |
重さ | 1.63kg | 1.75kg |
今回、国内投入が決定されたモデルのスペックはこのようになっています。
海外発表時では、どちらもフルHDモデルがメインとなっていましたが、Chromebook「315」に関しては、HDモデルとなっているようです。
しかし、いずれも15.6インチの大型ディスプレイとテンキー付きというのは、Chromebookとしては初のモデルとなりますので、テンキー利用を考えている方にとっては、選択肢として第一に挙がるものだと思います。
ちなみにどちらのモデルについても、タッチスクリーンについての記述がプレスリリースにはありませんでしたので、もしかしたら非タッチモデルである可能性もあります。
性能面で言えば、「CB315」は2019年のChromebookとしてはスタンダードな性能となっていますが、「CB715」はAmazon限定モデルと同様に第8世代のCore i3-8130Uを搭載するハイスペックなモデルとなっています。
RAMとストレージについても差が出ており、「CB315」は4GBRAM/32GBストレージ、「CB715」は8GBRAM/64GBストレージとなっていますので、もちろんコストも「CB315」の方が低くなりますので、導入の予算等に合わせて選択できるようにこのスペックにしたと思われます。
共通して言えることは、15.6インチと大型のため、それぞれ1.63kgと1.75kgとかなり重めになっている点があげられます。
「CB715」に関しては、米国軍規格のMIL-STD 810Gに準拠した堅牢性を有していますので、仕方のない部分もあると思いますが、どちらも持ち運ぶよりも基本は置いて使うモデルであることがポイントだと思います。
価格については、どちらも現時点ではオープン価格ということで明らかにされていませんが、すでにAmaon.jpで「CB715」は販売されていますので、価格の目安はそちらを参考にされると良いでしょう。
いずれにしても、テンキーモデルも半年遅れくらいで投入してきたことを考えると、AcerもChromebookで法人向けに力を入れてきたという印象ですし、同じタイミングで販売されるAMDのAPU搭載Chromebookもありますので、今後が楽しみですね。
プレスリリース Acer Chromebookシリーズ「CB315-3H-F14N/E」
プレスリリース テンキー付英語配列フルキーボード搭載「CB715-1W-A38P/E」