今後登場するAndroid 12Lもそうですが、GoogleはAndroidアプリをChromebookを含む大画面のデバイスで使用する際のユーザーエクスペリエンスを改善することに注力しています。
Googleは、Chromebook(Chrome OS)でのAndroidアプリの使用が前年比で50%増加したことをChromeos.devにて報告しています。
これはGoogleの内部データにより、2020年から2021年までの「Androidアプリを使用しているユーザー数」をカウントしたものです。なおChrome OS自体は5月の時点で昨年に比べて92%成長していることも伝えています。
Googleは昨年10月にChrome OS上のAndroidアプリで費やす時間が前年比で4倍に増えたことを報告しており、過去2年間でAndroidアプリやPlayストアがChromebookでさらに普及したことがわかります。
一時期どうなることかと思いましたが、最近になって例えばSnapdragonを採用するChromebookタブレットが増えてきた背景には、このあたりの事情もあるかもしれません。
また今回の報告の後半では、Chrome OSでAndroidの改善をするためにGoogleが実施した内容も簡単に伝えられています。
- Android 11の展開
- Androidアプリのウィンドウ管理の毅然
- Androidアプリの”Nearby Share” …など
この他には開発者向けの変更点などが紹介されています。
今後もタブレットに限らずChromebookではAndroidアプリの利用が増えることは予想できますし、Androidタブレットの代わり(完全にはなりませんが)として使うことを想定するユーザーも一定数いることから、今以上の改善に期待したいところです。