これまでに何度かコンセプトやティーザー画像がリークされていたアンダーディスプレイフロントカメラを採用したスマートフォンですが、ZTEが他メーカーに先駆けて「Axon 20 5G」に搭載し、市販することを発表しました。
OPPOやXiaomiブランドに先駆けての正式発表となりますが、中身はミッドレンジスマートフォンとして手堅くまとめつつ、価格も抑えられたバランスの良さそうな仕上がりになっています。
スペック
OS | Android 10 MiFavor 10.5 |
ディスプレイ | 6.92インチ OLED 2,460×1,080 |
CPU | Snapdragon 765G |
RAM | 6GB / 8GB |
内部ストレージ | 128GB / 256GB |
リアカメラ | 64MP 8MP(広角) 2MP(深度) 2MP(マクロ) |
フロントカメラ | 32MP |
ネットワーク | Wi-Fi ac Bluetooth 5.1 4G / 5G サポート |
ポート | USB-C |
バッテリー | 4,220mAh 30W高速充電 |
その他 | 画面下指紋センサ NFC |
サイズ | 172.1×77.9×7.98mm |
重さ | 198g |
「ZTE Axon 20 5G」は、6.92インチのOLEDディスプレイと90Hzリフレッシュレートを備えており、DCI-P3を100%カバー、10bitの色深度をサポートしています。
ディスプレイ下に収まっているフロントカメラは、正規販売モデルでは初となっていて、32MPと非常に高画素なカメラとなっています。
性能面では、Snapdragon 765Gと6GB/8GBRAMを搭載するミッドハイレンジのスマートフォンとなっていて、4,220mAhと30W高速充電をサポートし、リアカメラは64MPメインカメラと8MP広角、2MP深度、2MPマクロのクアッド仕様となっています。
ZTE Axon 20 5G は、冷却機能にも力を入れていて、9つの温度センサと液体冷却+ナノカーボンファイバー+多層グラファイトを用いた独自の冷却システムを形成し、冷却機能を大きく向上させています。
対応バンドについては以下のとおりです。
- 5G: n1/n3/n28/n41/n78/n79
- 4G: B1/3/4/5/7/8/12/17/20/B34/38/39/40/41
- UMTS: B1/2/4/5/8
- CDMA: BC0
- GSM: B2 / 3/5/8 4×4MINO
中国においては、主要なキャリアの5Gバンドをすべてサポートしていますが、日本では4G-LTEのバンドはソフトバンク系が最も適していいます。
価格は、6GBRAM+128GBストレージが2,198元(約35,000円)、8GBRAM+128GBストレージが2,498元(約39,000円)、8GBRAM+256GBストレージが2,798元(約44,000円)となっています。
5Gサポートのスマートフォンとしてはかなりお手頃価格となっており、初のアンダーディスプレイカメラなどユニークな機能だけでなく、64MPメインカメラなど実用的な部分も兼ね備えているので、かなり面白い機種だと思います。
正式販売は、9月10日からとなりますが、ZTE公式ストア関連で予約は可能です。