今回の Talk on Chromebook by HelenTech は「この1週間であったChromebook関連のニュースをピックアップ」の2024年、第37回目をお届けしていきます。
対象にしているニュースの期間は2024年10月26日から11月1日までとなっていて、今週は ChromeOS のメジャーアップデートと新機種のリリースに関する話題です。
ChromeOS 130 が正式リリースも一部 Plus デバイスで遅れる
Google は ChromeOS の最新アップデートとなる ChromeOS 130 を正式にリリースしました。ChromeOS 130 では Chromebook Plus 向けに AI を活用した新機能と、Chromebook 全体に向けたいくつかの新機能が導入されます。
しかし、現時点では Chromebook Plus デバイスのうち、Ryzen を搭載したモデルは問題なくアップデートされていますが、インテルを搭載するほとんどのデバイスが ChromeOS 129 のままとなっていて、アップデートが遅れています。
日本で販売されているモデルで言えば、ASUS Chromebook Plus CM34 Flip 以外の Chromebook Plus モデルはアップデートされていません。Google の対応次第となりますので、アップデートが遅れている Chromebook Plus をお使いの場合にはしばらく待つ必要があります。
なお、ChromeOS 130 で導入される機能について、Google が主催したプレスイベントに参加してきたので国内で導入が決定している機能の紹介を記事でまとめています。興味のある方はぜひそちらをご覧ください。
富士通から FMV Chromebook 11K が発表
富士通が、日本国内で生産を行う Made in Japan モデルとして FMV Chromebook 11K を発表しました。このモデルは2025年1月中旬から予約を開始し、2月に販売開始予定となっています。現時点で価格については明らかにされておらず、1月の予約開始時に詳細を発表すると伝えています。
FMV Chromebook 11K は、11.6インチのコンバーチブルタイプで、本体収納式スタイラスペンを備え、Kompanio 520 と 4GBRAM、 32GB eMMC ストレージを搭載したエントリークラスの Chromebook です。
富士通の Chromebook と言えば 14F がありましたが、このモデルもキーボードに工夫と調整が行われており、快適なタイピングを実現すると謳っています。公開されているスペックなどについては記事でまとめていますので、そちらをご覧ください。
なお、今回は実機をメーカーからお借りすることができましたので、レビュー記事も投稿する予定です。
Kompanio 838 搭載の Lenovo Chromebook Duet 11 Gen 9 が販売開始
MediaTek Kompanio 838 を初めて搭載したタブレットタイプの Lenovo Chromebook Duet 11 Gen 9 の販売が開始しました。
このモデルには2つの構成が用意されており、8GBRAM と 128GBストレージを搭載する上位モデルが Amazon 限定で69,300円で販売されます。もう一つは4GBRAMと128GBストレージを搭載するモデルで、家電量販店などで65,780円で販売されます。どちらも着脱式キーボードとキックスタンド付きカバー、USIスタイラスペンが付属します。
価格差と性能を考慮すれば Amazon 限定の 8GBRAM モデルをおすすめします。
Acer がテンキー付きの Chromebook Plus デバイスの開発を開始
現在、Acer はインテル第14世代チップセットを搭載するテンキー付きの大型 Chromebook Plus を開発している可能性が報告されました。
まだデバイスの仕様についてははっきりとしませんが、テンキーを搭載していることから15.6インチ以上ディスプレイを搭載したハイエンドモデルになると予想されます。
このデバイスは9月に開発が始まったばかりのため、リリースされるとすれば来年の春から夏頃になると思われます。
今回の「この1週間であったChromebook関連のニュースをピックアップ」は以上となります。最新の Chromebook 関連のニュースはこちら。Google Workspace についてはこちら。