今回の Talk on Chromebook by HelenTech は「この1週間であったChromebook関連のニュースをピックアップ」の2024年、第28回目をお届けしていきます。
対象にしているニュースの期間は2024年07月27日から8月2日までとなっていて、今週はChromeOSと開発中の機種に関する話題です。
ChromeOS 126 に3回目のマイナーアップデートが展開
最初に ChromeOS に関するニュースですが、ChromeOS 126 に3回目のマイナーアップデートが展開されました。このアップデートにより、サポートされるほとんどの ChromeOS デバイスが更新されますが、大きな変更はなく定例のセキュリティとバグ修正が中心のマイナーアップデートとなっています。
Chromebook にも「点滅による通知」が追加
もう一つ、こちらは開発中の ChromeOS の機能に関する情報ですが、ChromeOS Canary にて Android スマートフォンで導入されている「点滅による通知」機能が追加されました。
この機能は、スマートフォンでは通知を受け取ったときやアラームが鳴ったときに、カメラのLEDライトやディスプレイを点滅させるというものです。Android ではユーザー補助機能の一つとして導入されていますが、Chromebook でも通知が届くと画面を明るい黄色で2回点滅させるという機能が追加されています。
現時点では細かい設定や色のカスタマイズなどはできませんが、今後追加される予定であることが確認されています。現時点ではこの機能がいつ安定版に展開されるかは、明らかにされていません。
MediaTek MT8189 採用の Chromebook の開発がスタート
続いて開発中の機種に関する話題ですが、現在、Google は MediaTek の未発表のチップセット MT8189 を採用した新しい Chromebook の開発に取り組んでいるようです。
これは開発中の状況から明らかになったもので、「skywalker」と名付けられたボードが MediaTek MT8189 チップセットを搭載し、これをベースにして様々な Chromebook へと派生していく可能性があります。
MT8189 に関する情報は現時点ではありませんが、これまでの命名規則から考えると、今年発表された MT8188 こと Kompanio 838 のアップグレードモデルになると予想されます。
仮に MT8189 を搭載した Chromebook がリリースされるにしても、開発が始まったばかりなので年内とか考えづらく、早くても来年の春から夏にかけて登場すると思われます。
ASUS ExpertBook CX54 Chromebook Plus が米国 Amazon で再販
最後に、新機種の販売開始の情報です。収録時点ではすでに在庫切れとなってしまいましたが、2024年に最も期待された Chromebook の1つである ASUS ExpertBook CX54 Chromebook Plus の個人ユーザー向けモデルが、アメリカの Amazon で日本直送対応で販売を再開しました。
このモデルは6月に一時的に登場し、その後すぐに消えてしまいましたが、リリース当初は800ドルの価格だったものが値下げされ、700ドルが基本価格として再登場しています。これはAmazonだけでなく公式ストアなどの販売価格にも適用されています。
現時点での為替レートでは、だいたい11万から12万円ほどで購入できるため、高性能かつ1.3kgと軽量で持ち運びのしやすい14インチモデルで、英語配列キーボードモデルを求めているユーザーは一考の価値はあると思います。
このモデル、さっそく私も購入してみましたが、発送時期が8月22日から9月中旬と範囲が広く、在庫切れが続いているため、いつ届くかはわかりません。もし届けば改めて紹介とレビューをお届けする予定です。
以上が、今週の Chromebook 関連のニュースをピックアップの内容となります。
Chromebook や ChromeOS の最新情報はこちら。